デジタル大辞泉 「空音」の意味・読み・例文・類語
そら‐ね【空音】
「風が吹きつけたり、小僧の手が障ったりして、―を出す事があります」〈漱石・吾輩は猫である〉
2 いつわりの言葉。うそ。「
3 鳥などの鳴き声をまねて出す声。なきまね。
「夜をこめて鳥の―ははかるとも世に逢坂の関は許さじ」〈枕・一三六〉
[類語](2)偽り・嘘・法螺・そら・嘘っぱち・嘘八百・虚偽・偽善・まことしやか・二枚舌・はったり・虚・虚言・虚辞・そら言・もっともらしい・でたらめ・出任せ・出放題・荒唐無稽・事実無根・根も葉もない/(3)鳴き声・囀り・初音・鶏鳴・東天紅・雁が音・吠え声・遠吠え・嘶き