デジタル大辞泉
「同工異曲」の意味・読み・例文・類語
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どうこう‐いきょく【同工異曲】
〘名〙
① 音楽を奏する
技巧は同じでも味わいが異なること。
② (「韓愈‐進学解」に「子雲相如、同工異曲」とあるところから) 詩文や
述作などの技巧は同じだが、その趣きや表わされたものが異なること。転じて、見かけは違うようでも実は同じ手ぎわであること。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
同工異曲
音楽を奏でる技巧は同じでも演奏されたものの味わいが異なること。また、詩文などで、手法は同じだが、表現されたものが異なること。転じて、見かけ・外観が違うようでも内容は似たり寄ったりであること。
[使用例] 姨捨山の棄老伝説が初めて文献に現れたのは、大和物語で、それは印度伝来の棄老説話と全く同工異曲であり[井上靖*姨捨|1955]
[使用例] 私は、同工異曲のホテルがかくも群がっている様子に驚いている[加賀乙彦*夢見草|1970]
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報