デジタル大辞泉
「分ち」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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わかち【分・別】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「わかつ(分)」の連用形の名詞化 )
- ① 分かつこと。分割すること。また、分割してできたもの。
- [初出の実例]「陸の、尤も大なる分ちを大陸と云ひて」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉七)
- ② 物事の区別。けじめ。ちがい。わかれ。
- [初出の実例]「われは五人の子の中さへ、かわゆきうちに、わかちあるこそおろかなれ」(出典:御伽草子・愛宕地蔵之物語(室町時代物語集所収)(室町末))
- ③ わきまえ。分別。思慮。考え。
- [初出の実例]「途中の御難儀をこそ、たすけたてまつれ、全く衆道のわかち、おもひよらず」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)一)
- ④ 事の有様。わけ。事情。様子。
- [初出の実例]「事のわかちはしらね共」(出典:説経節・伍太力菩薩(1704‐16頃)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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