デジタル大辞泉 「官人」の意味・読み・例文・類語
かん‐にん〔クワン‐〕【官人】
「ある国の
2 律令制で、太政官・各省・寮司などの、初位以上六位以下の役人の称。
3 平安時代、位の低い役人。特に、近衛府の将監以下の称。
4
つかさ‐びと【▽官人】
「―より始めて、諸々の民に至るまで」〈東関紀行〉
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「かんにん」とも。律令制下の官吏のこと。厳密には,官位令に掲げる官職に就く人,すなわち諸司の四等官および品官(ほんかん)をさす。広義では史生(ししょう)・舎人(とねり)などの雑任(ぞうにん)や郡司なども含める。力役として差発された衛士(えじ)・仕丁(しちょう)などと異なり,勤務により,毎年の考課にもとづき位階を授けた。のちには近衛府などで将監(しょうげん)(判官)以下をとくにさす場合もあり,また国衙で実務にあたる人々を在庁官人とよぶようにもなった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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…古代,中世の官司・官人の一つ。(1)奈良・平安時代に,ある事柄を担当する官司,あるいは官人の意味で用いられた言葉。…
※「官人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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