「牛耳を執(と)る」の転じた語で、団体や集団のリーダーシップをとる中心人物となることをいう。中国、周代の官制を記した『周礼(しゅらい)』によれば、古代中国では、諸侯が相会して盟約を結ぶ会盟(かいめい)のとき、盟主が牛の耳を執り、諸侯はその血をすすり合ったという。また、戦国時代に成立した史書『春秋左氏伝』によれば、尊者は立ち会うだけで、卑者が牛の耳を執ったとあるが、今日では一般的に『周礼』の説が用いられる。呉王(ごおう)夫差(ふさ)が黄池(河南省)に会盟して、中原(ちゅうげん)の覇者たらんとしたとき、晋(しん)の定公と牛耳を執り、血をすする順序を争ったことが、史上に名高い。
[田所義行]
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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