ショット(読み)しょっと(英語表記)Friedrich Otto Schott

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ショット」の意味・わかりやすい解説

ショット
しょっと
Friedrich Otto Schott
(1851―1935)

ドイツの工業化学者。光学ガラス工業の祖。窓ガラス工場主を父とし、イエナ大学からガラスの研究で博士号を取得した。顕微鏡の設計にあたっていたアッベに協力し、ガラスの成分がその光学的性質に及ぼす影響を研究し、1883年イエナにアッベ、ツァイス共同でガラス技術研究所を設立した。翌1884年イエナガラス工場を設立し、これまで調合に入れなかった元素を新たに添加することにより、光学器械用および実験室用などの特殊ガラス製法を確立して、今日の光学器械工業の基礎をつくった。

[矢木哲雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ショット」の意味・わかりやすい解説

ショット
shot

映画用語。単一のカメラ切れ目なく撮影されたひと続きの画面。映画の最小単位であるが,1シーン,1シークエンス,あるいは 1本の映画が 1ショットから成り立つこともある。日本ではカットということばで代用する場合が多い。

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