デジタル大辞泉
「清清」の意味・読み・例文・類語
せい‐せい【清清/晴晴】
[副](スル)
1 苦痛や煩わしさがなくなって、気持ちが晴れるさま。「試験が終わって―(と)した」
2 すがすがしく感じるさま。
「高い山の見晴はまた別だね。実に―するよ」〈蘆花・不如帰〉
[形動タリ]
に同じ。
「夢にとわたる横田川、―たる流れ水の」〈浮・御前義経記・三〉
[類語]さっぱり・すっきり・すかっと
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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すが‐すが【清清】
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
- ① 抵抗や障害もなく思い立つさま、みれんやためらいを持たないさま、思いきりのよいさまを表わす語。
- [初出の実例]「いとうしろめたう思ひ聞え給ひて、すがすがとも、え参らせたてまつり給はぬなりけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)
- ② 物事の進行が、さわやかに滞ることのないさまを表わす語。すらすら。
- [初出の実例]「ぬまじりといふ所もすがすがと過ぎて」(出典:更級日記(1059頃))
- ③ 気分がすっきりとしてさわやかなさまを表わす語。
- [初出の実例]「僕は急に胸がすがすがして、桂と共に美味く食事をして」(出典:非凡なる凡人(1903)〈国木田独歩〉下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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