デジタル大辞泉 「バーミリオン」の意味・読み・例文・類語 バーミリオン(vermilion) 硫化水銀を主成分とする朱色の顔料。また、その色。[類語]赤・真っ赤・赤色せきしょく・紅色こうしょく・紅くれない・紅べに・真紅しんく・鮮紅せんこう・緋ひ・緋色・朱しゅ・朱あけ・丹に・茜あかね色・薔薇ばら色・小豆あずき色・臙脂えんじ・暗紅あんこう・唐紅からくれない・レッド・スカーレット・マゼンタ・ローズ・ワインレッド 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「バーミリオン」の意味・読み・例文・類語 バーミリオン 〘 名詞 〙 ( [英語] vermilion ) 顔料名。硫化水銀を成分とする朱色の顔料。また、その顔料から製する絵の具、あるいはその色。朱。朱色。〔新らしい言葉の字引(1918)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
色名がわかる辞典 「バーミリオン」の解説 バーミリオン【vermilion】 色名の一つ。ヴァーミリオンとも表記する。JISの色彩規格では「あざやかな黄みの赤」としている。一般に、硫化水銀を主成分とする無機顔料の黄色みを帯びた赤をさす。天然の顔料は中国湖南省の辰州産が有名で辰砂しんしゃといい、この天然顔料と区別するために無機顔料は銀朱ともよばれた。中国をはじめ各国で使われたという。和名の朱色も古くは辰砂を用いていたが、非常に貴重品であるため銀朱を用いるのが一般的になっていたとされる。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーミリオン」の意味・わかりやすい解説 バーミリオンvermilion 絵具の色名の一つ。硫化水銀から成る赤色系の顔料。天然顔料として,中国では前 3000年頃から知られ,ヨーロッパでも硫黄と水銀を作用させて人工的につくる方法が古くから知られていたが,現在では,硫化水銀を昇華してつくる乾式法と,黒色硫化水銀をアルカリ液で処理してつくる湿式法によって製造される。明るい朱色はフレンチ・バーミリオンと呼ばれ,暗朱色はチャイニーズ・バーミリオンと呼ばれる。乾燥が最も遅い絵具の一つ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by