機関砲(読み)キカンホウ

デジタル大辞泉 「機関砲」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「機関砲」の意味・読み・例文・類語

きかん‐ほうキクヮンハウ【機関砲】

  1. 〘 名詞 〙 発射速度が速く、自動的かつ連続的に弾丸が装填(そうてん)、発射される砲で、一般に口径二〇ミリメートル以上のもの。機砲
    1. [初出の実例]「機関砲(キクヮンハウ)七門」(出典愛弟通信(1894‐95)〈国木田独歩艦上天長節)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「機関砲」の意味・わかりやすい解説

機関砲
きかんほう
automatic gun

機関銃と同じ原理をもつ自動連続発射火器。アメリカ軍では口径 16mm以上 37mm以下を機関砲と称した。おもに航空機戦車に搭載し,また対空,対戦車兵器として用いられる。第2次世界大戦後,ガトリング機関砲のように連続発射機構を外の電動機,またはガスタービンで作動するものも登場した。 70年初めから航空機用機関砲は,ロケットミサイルと併用されている。なお,旧日本海軍では口径 40mm以下はすべて機銃と称した。

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世界大百科事典(旧版)内の機関砲の言及

【機関銃】より

…短機関銃は,拳銃弾を使用する近距離用の小型自動火器で,3.5kg前後のものが多い。なお,口径20mm以上のものは機関砲といっているが,構造はほぼ機関銃と同じである。機関砲は主として,戦車,装甲車,航空機,艦船に搭載し,対装甲車,対航空機用として用いる。…

※「機関砲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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