コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アビジャン Abidjan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アビジャン
Abidjan

コートジボアール南東部の港湾都市。同国第1の大都市で,ヤムスクロへの遷都が決められた 1983年まで首都だった。ギニア湾の内陸約 7kmのエブリエ潟湖に臨む本土とプティバッサム島からなる。かつては寒村であったが 1903年内陸への鉄道の起点となり,1934年フランス領コートジボアールの首都となった。 1950年潟湖と外洋の大西洋を結ぶブリディ運河が開かれ,1958年本土とプティバッサム島を結ぶ二つの橋が完成。 1960年の独立とともに首都となり,港湾施設が整備され発展。コートジボアールのみならず旧フランス領西アフリカ諸国の輸出入の一部をも扱う。東部のココディ地区は住宅地と観光地,プティバッサム島は港と工業地帯で,沖合いから石油を産出。石油化学,石鹸,果物缶詰,自動車組み立てなどの工業がある。文化の中心地でもあり,博物館,図書館,大学 (1964) などがある。人口 287万 7948 (1998) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

アビジャン

アフリカ西部,コートジボワールの都市。法律上はヤムスクロYamoussoukroが首都だが,事実上,首都機能をはたしている。ギニア湾岸の潟湖(かたこ)に臨み,この地域の重要な港。
→関連項目コートジボワールボボ・ディウラッソヤムスクロ

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アビジャン【Abidjan】

西アフリカ,コートジボアール共和国(旧フランス領象牙海岸)南東部の都市。人口216万8000(1990)。ギニア湾岸のエブリエ・ラグーンに臨む港で,オートボルタに通じる鉄道の起点であり,国際空港もある。1920年代にフランスが港湾都市として建設するまでは,原住民の小さい村落であった。コーヒー,ココア,木材,バナナなどのプランテーションの中心から,次第に商業,軽工業が発達し,34年に象牙海岸植民地の政庁が設けられた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

アビジャン【Abidjan】

コートジボアールのギニア湾北岸の港湾都市。旧首都。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アビジャン
あびじゃん
Abidjan

西アフリカ、ギニア湾沿岸にあるコートジボワールの前首都。人口319万9000(1999推計)。熱帯雨林の深い緑に囲まれるが、中心街プラトーには現代的な高層ビルが林立、この地域特有のラグーン(潟湖(せきこ))が入り組んだ景観は「西アフリカのベネチア」といわれる。1934年、植民地政府がバンジェール・ビルからここに首都を移したとき、人口数千の小さな漁村にすぎなかった。しかし、1950年にビリディ運河が開通してアビジャン港が外洋大型船の接岸可能な良港となったことを契機に、急速に発展し始めた。さらに1960年のコートジボワールの独立以降、同国の「奇跡的」といわれた20年間に及ぶ高度経済成長の過程で、人口100万を超える西アフリカ有数の現代都市となった。1983年遷都法可決、首都機能は漸次ヤムスクロに移されることになった。ブルキナ・ファソ(オートボルタ)の首都ワガドゥーグーへ向かう国際鉄道の起点。[原口武彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

アビジャンの関連キーワードティエリー デュソトワールディディエ ドログバディディエ・ドログバコートジボワール内戦フェルケセドゥグーボボ・ディウラッソアフリカ開発銀行サンポール大聖堂アフリカ開発基金ヴィクター デメボボディウラッソワガドゥーグーアベングールーポールブーエディンボクロワガドゥグーサンペドロバンダマ川クドゥグーササンドラ

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android