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オホーツク海 オホーツクかい Sea of Okhotsk

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オホーツク海
オホーツクかい
Sea of Okhotsk

カムチャツカ半島と千島列島によって限られる太平洋の縁海の一つ。太平洋とは千島列島の間にある数多くの水路によって連なり,南西の日本海とは間宮 (タタール) 海峡および宗谷 (ラペルーズ) 海峡によって連なる。

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デジタル大辞泉の解説

オホーツク‐かい【オホーツク海】

アジア大陸北東部・カムチャツカ半島千島(クリル)列島北海道・樺太(からふと)(サハリン)に囲まれる海。太平洋縁海ニシンサケ・マス・カニ・コンブなどの好漁場。冬季には結氷する。

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百科事典マイペディアの解説

オホーツク海【オホーツクかい】

カムチャツカ半島の西側にある太平洋の支海。英語でSea of Okhotsk。10月から6月ほとんど凍結。夏季の水温8〜12℃。世界三大漁場の一つで,サケ,マス,ニシン,カニなどの漁業が行われる
→関連項目メタン・ハイドレート

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世界大百科事典 第2版の解説

オホーツクかい【オホーツク海 Okhotskoe more】

第2次大戦前の日本ではオコック海とも呼ばれた。カムチャツカ半島と千島列島によって太平洋と,サハリン(樺太)と北海道によって日本海と区切られる海域で,北太平洋の縁海の一つ。面積160万3000km2。南部には最大水深3521mの千島海盆があり,これより1000m以深の海域が中央部を北に広がる。一方,北部とサハリン東側は広い大陸棚となり,総面積の約半分を占める。 気候は冷涼なモンスーン気候で,夏には湿潤な南寄りの風が卓越,濃霧が発生しやすい。

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大辞林 第三版の解説

オホーツクかい【オホーツク海】

シベリア・カムチャツカ半島・千島列島・北海道・サハリンによって囲まれた海域。太平洋の付属海。ニシン・サケ・マス・カニの好漁場。冬季は結氷する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オホーツク海
おほーつくかい
Охотское Море Ohotskoe More

北西太平洋、カムチャツカ半島と千島列島によって太平洋から区別される縁海。英語名Sea of Okhotsk。総面積は152万8000平方キロメートルで、日本海の1.5倍の広さに相当する。深さは南部のほうが深く、水深3000メートル以上の千島海盆がある。これに対して、北部は浅く、大陸沿岸には大陸棚がよく発達しており、総面積の40%以上を大陸棚が占めている。宗谷海峡間宮海峡で日本海に通じ、また間宮海峡北部でアムール川黒竜江)が流入している。通常、10月から6月までが結氷期間で、海氷がみられる。名称は北西岸にあるロシアの町オホーツクに由来する。おもな港湾は、北岸にマガダン、宗谷海峡に面した樺太(からふと)(サハリン)に大泊(おおどまり)(コルサコフ)、アムール川河口にニコラエフスク・ナ・アムーレなどで、これらとウラジオストクなどを結ぶ航路が発達している。また、日本では、北海道の稚内(わっかない)、紋別(もんべつ)、網走(あばしり)などがオホーツク海に面する港となっている。
 オホーツク海の探検は1733年のロシア北方大探検に始まり、19世紀には間宮林蔵(まみやりんぞう)とネベリスコイГ. И. Невельской/G. I. Nevel'skoyがそれぞれ間宮海峡を探検し、樺太が島であることを明らかにした。ソ連になってからはシュミットが広範な総合調査を行い、さらに第二次世界大戦後はソ連科学アカデミーのビチャージ号による海洋調査が1954年に行われた。未知の豊富な資源をもつことと相まって、領土問題や漁業問題など、日本とソ連、ソ連解体後はロシアとの間で課題の多い海域となっている。[宇根 寛]

海況

海流としては、日本海から入り北海道沿岸域を南東流する宗谷暖流と、北西部からサハリン東沖を南流する東カラフト海流(寒流)があるが、規模は小さく、中央部はオホーツク海固有の海水となっている。千島列島の北部の海峡を通って太平洋の水が流入し、大勢として左回りの環流を形づくる。一方、千島列島の中・南部の海峡や水道からオホーツク海の水が太平洋側に流出し、親潮(おやしお)の一部となる。冬は約80%が海氷に覆われ氷海となるが、春から初夏にかけて海氷が融(と)けて表層を低温で塩分の低い水が覆う。深さがほぼ50~100メートルの間の中層には、場所によっては零下1℃以下にもなる冷たい水が存在しているのが特徴で、これは中冷水とよばれている。
 オホーツク海は栄養塩、プランクトン量の多い基礎生産力の高い海で、漁業生物の宝庫として知られている。サケ、マス、タラ、ホッケ、カレイ、ニシン、サンマ、イカ、カニ、エビ、ホタテガイ、コンブ、オットセイ、アザラシ、クジラなどが有名である。
 また、オホーツク海の冷たい海は海氷、海霧、オホーツク海高気圧、梅雨、冷害などの現象に関連しており、気象学上でも注目すべき海である。[赤川正臣]
『菊地慶一著『白いオホーツク――流氷の海の記録』(1973・創映出版) ▽菊地慶一著『オホーツク流氷物語』(1987・共同文化社) ▽青田昌秋編『オホーツク海と流氷』(1989・北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」実行委員会) ▽オホーツク流氷研究会編・刊『オホーツク海の流氷と人間生活とのかかわりに関する研究』(1989) ▽青田昌秋著『白い海、凍る海――オホーツク海のふしぎ』(1993・東海大学出版会) ▽菊地慶一著『ドキュメント流氷くる!』(2000・共同文化社) ▽菊地慶一著『オホーツク氷岬紀行――流氷の海と58の灯台』(2001・共同文化社) ▽西秋良宏・宇田川洋編『北の異界――古代オホーツクと氷民文化』(2002・東京大学総合研究博物館、東京大学出版会発売) ▽前田潮著『オホーツクの考古学』(2002・同成社)』

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