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カテコール catechol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カテコール
catechol

ピロカテキンピロカテコールブレンツカテキン,1,2-ジオキシベンゼンなどともいう。化学式 C6H4(OH)2 。無色柱状晶。融点 104~105℃。水,アルコールに溶け,空気や光にさらすと着色する。サリチル酸を過酸化水素で酸化してつくられる。写真の現像薬に用いられる。アルカリ性で金属イオンとキレート化合物をつくる (分析試薬) 。酸化重合させるとカテコールメラニン (不溶性黒色色素) になる。

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百科事典マイペディアの解説

カテコール

1,2−ジヒドロキシベンゼンのことで,ピロカテキン,ブレンツカテキンとも。無色の結晶。融点105℃,沸点245℃。水,エタノールなどに可溶。写真現像液などに用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

カテコール【catechol】

1,2‐ジヒドロキシベンゼンのことで,ピロカテキンpyrocatechine,ピロカテコールpyrocatechol,ドイツ語でブレンツカテキンBrenzcatechinなどともいう。カテキュー(阿仙薬)の乾留の際発見されたので,この名で呼ばれる。リグニンやカテコールタンニンなどの天然色素に誘導体として存在し,それをアルカリ融解すると得られる。コールタールおよび石炭乾留ガス液中にも少量見いだされる。

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大辞林 第三版の解説

カテコール【catechol】

ヒドロキノンの異性体にあたる無色針状結晶。化学式 C6H4(OH)2 酸化されやすく、写真の現像液や、鉄・コバルトなどの金属の分析試薬として用いる。ピロカテコール。ピロカテキン。ブレンツカテキン。 o -ジヒドロキシベンゼン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カテコール
かてこーる
catechol

二価フェノールの一つ。1,2-ベンゼンジオール、1,2-ジヒドロキシベンゼンのこと。慣用名としてピロカテコール、ブレンツカテキンなどともよばれる。
 リグニンやタンニンのアルカリ融解によっても生成するが、1,2-ジクロロベンゼンを銅塩を触媒としてアルカリと加熱して製造する。純粋なものは無色の結晶であるが、酸化を受けやすく、空気や光によって着色する。エタノール(エチルアルコール)やエーテルによく溶け、また冷水にもかなり溶ける。還元力が高く銀鏡反応を示し、フェーリング液を還元する。写真の現像液の主成分として、またチタン、モリブデン、鉄、コバルトなどの金属イオンの分析試薬としても用いられる。[徳丸克己]

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