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カナダ楯状地 カナダたてじょうち Canadian Shield

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カナダ楯状地
カナダたてじょうち
Canadian Shield

カナダ東部,ハドソン湾を中核にして広がる地質上の地域。その形成の地質年代からローレンシア高地 (台地) とも呼ばれるセントローレンス湾から五大湖,ウィニペグ湖アサバスカ湖グレートスレーブ湖グレートベア湖を結ぶ線の内側にあり,北極海側ではバフィン島ブーシア半島が含まれる。

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百科事典マイペディアの解説

カナダ楯状地【カナダたてじょうち】

北米大陸北東部,ハドソン湾を中心に広がる世界最大の先カンブリア時代楯状地ローレンシア楯状地とも呼ばれた。大部分は花コウ岩と広域変成岩(片麻岩と結晶片岩)からなる。
→関連項目北アメリカグレート・ベア[湖]ケベック[州]マニトバ[州]ラブラドル半島

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世界大百科事典 第2版の解説

カナダたてじょうち【カナダ楯状地 Canadian shield】

始生代や原生代前~中期の変成岩や花コウ岩が広く分布している北米大陸北東部の地域をいう。カナダグリーンランド楯状地ともよび,かつてはローレンシア楯状地Laurentian shieldとよばれた。ここは古生代以降安定地域(クラトン)であったので,このクラトンを近年〈中央安定地域〉とよんでいる。これをとりまいて古生代以後の造山帯が形成された。古くはアルゴマン花コウ岩の貫入を伴う造山運動(アルゴマン変動)を始生代と原生代の境としたが,近年これはケノーラン造山運動Kenoran orogenic movement(24億~25.6億年前)とよばれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カナダ楯状地
かなだたてじょうち

カナダのハドソン湾を中心とする地域に分布する安定陸塊。先カンブリア時代の始生代~原生代の岩石からなり、グリーンランドなどとともにローレンシア台地の一部をなす。先カンブリア時代の基盤岩類が直接地表に露出しているので、楯状地の定義に当てはまるが、地形的には、楯を伏せたような緩やかな凸状地形とは異なって、逆に中心部が海に没している。
 カナダ楯状地は、それぞれ一つの造山帯からなるいくつかの地質区に分けられる。中心部を占めるのが始生代のスペリオル区である。主として玄武岩質火山岩からなるグリーンストーン帯と堆積(たいせき)岩起源の高度変成帯がほぼ東西走向で交互に繰り返し露出する。原生代に入ると、大局的にみれば中心部を取り巻くように、その外側に造山帯が形成されており、大陸成長説の根拠とされている。原生代前期の地質区は、いずれも始生代の変成岩や花崗(かこう)岩が約16億年前のハドソン造山運動を受けたものである。この時期の地層中には大規模な縞(しま)状鉄鉱層が存在しており、良好な鉄鉱床として稼行されている。原生代中期の地質区はスペリオル区の南東に位置し、基盤の大部分は約10億年前のグレンビル造山運動によって再変動を受けたもので、巨大なアノーソサイト岩体が存在する。[岩松 暉]

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世界大百科事典内のカナダ楯状地の言及

【カナダ】より


【自然】
 広大な国土は大西洋,太平洋および北極海に面し,南部国境と西部国境の大半はアメリカ合衆国に接する。国土の東半分にはハドソン湾を囲むようにカナダ楯状地が広がり,西の太平洋岸にはコルディレラ山系がほぼ南北に走る。そして両者の間は平たんな土地である。…

【ケベック[州]】より

…州名は,インディアンの語で〈川が狭まる場所〉を意味する。州の大半を占めるカナダ楯状地は従来不毛の地とされ,わずか州全土の4%にも満たないセント・ローレンス川流域の農業が長らく主要産業であった。しかし交通網の発達や技術革新の結果,近年は楯状地の森林,水,鉱物資源の価値が高く評価されている。…

【先カンブリア時代】より

…化石の産出にとぼしいこと,変成作用による初生的特徴が失われていること,連続的露出がないことなどの理由から先カンブリア時代の年代区分は顕生代とちがって,もっぱら放射年代に頼らざるをえない。カナダ楯状地には先カンブリア時代の地質系統が広く分布し,その研究は進み,先カンブリア時代細分の模式地となっている。カナダ地質調査所では,古い方からケノーランKenoran造山(約25億年前),ハドソンHudson造山(約18億年前),グレンビルGrenville造山(約8億年前)の3回の造山運動を識別し,これらによって先カンブリア時代を4時期に細分している。…

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