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ケサルテナンゴ Quetzaltenango

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケサルテナンゴ
Quetzaltenango

グアテマラ南西部の都市。同国第2の都市で,ケサルテナンゴ県の県都。首都グアテマラの西北西約 110km,サンタマリア火山(3772m)の北麓にあり,標高約 2330m。スペイン人に征服されるまでは,ラテンアメリカインディアン(インディオ)のキチェ・マヤ族(→マヤ族)の王国の首都として繁栄し,今日でも住民の多くはラテンアメリカインディアンである。グアテマラ西部の商工業中心地として発展し,農産物の集散が行なわれるほか織物,製粉,ビールなどの工場がある。市街は 1902年にサンタマリア火山の噴火で破壊されたのち再建された。近郊には 1524年にキチェ・マヤ族がメキシコから侵攻したスペイン軍と戦って敗れた古戦場がある。ケサルテナンゴは「ケツァールの宮殿」の意。ケツァールはマヤ族が尊崇したキヌバネドリの一種でグアテマラの国鳥であり,また同国の通貨単位名(ケツァル)にもなっている。パンアメリカン・ハイウェーから分岐する道路が通る。人口 12万7569(2002)。

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百科事典マイペディアの解説

ケサルテナンゴ

グアテマラ南西部にある同国第2の都市。標高2334m。サンタ・マリア火山の麓にあり,古くからキチェー族・マヤ族の交易の中心地であり,19世紀末からのコーヒー産業によって発展した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ケサルテナンゴ【Quezaltenango】

中央アメリカ,グアテマラ南西部の都市。人口10万1168(1990)。標高2334mの高原にあり,付近には火山が多い。植民地以前にはキチェー・マヤ族の重要な交易中心地であった。1524年にスペイン人によって建設された。1902年の火山噴火で大きな被害があったが,同国第2の都市として,農業のほか,織物,製粉,醸造などの製造業も盛んである。高地全域から集まるマヤ系農民の定期市でも有名。【山崎 カヲル】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケサルテナンゴ
けさるてなんご
Quezaltenango

中央アメリカ、グアテマラ南西部の古都。ケサルテナンゴ州の州都。サンタ・マリア火山(3772メートル)などの山々に囲まれた標高2380メートルの盆地に位置する。人口9万0801(1994)。1524年先住民キチェの都を破壊して建設され、1902年サンタ・マリア火山の噴火によって壊滅的打撃を受けたが、その後再建された。現在はコーヒーの集散地である。人口の大部分が先住民で、彼らの伝統的工芸品の市(いち)やスペイン植民地時代をしのばせる歴史的建築物などによって、観光の中心地となっている。ケサル(ケツァール)とはマヤ文明の象徴的な鳥を意味し、グアテマラの国旗に描かれ、通貨の単位にもなっている。[栗原尚子]

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