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サマリウム サマリウムsamarium

翻訳|samarium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サマリウム
samarium

元素記号 Sm ,原子番号 62,原子量 150.36。周期表3族,希土類元素ランタノイド元素の1つ。 1879年に L.ボアボードランサマルスキー石から発見した。サマルスキー石,セル石,褐簾石,モナズ石などに比較的多量に産する。単体は黄灰色の金属,融点 1072℃,比重 7.536。ごく弱い天然放射能をもつ。熱水と作用して水素を発生し,無機酸に溶ける。3価の陽イオンのほか2価もつくる。コバルトの合金でつくられるサマリウム・コバルト磁石はネオジム系合金の磁石についで強力。

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百科事典マイペディアの解説

サマリウム

元素記号はSm。原子番号62,原子量150.36。融点1072℃,沸点1791℃。希土類元素の一つ。単体は灰白色のかたくてもろい金属。コバルトとの金属間化合物Co5Smは,強力磁石として利用される。
→関連項目レアアース

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世界大百科事典 第2版の解説

サマリウム【samarium】

周期表元素記号=Sm 原子番号=62原子量=150.36±3地殻中の存在度=6.0ppm(39位)安定核種存在比 144Sm=3.16%,147Sm=15.07%,148Sm=11.27%,149Sm=13.82%,150Sm=7.47%,152Sm=26.63%,154Sm=22.53%融点=1072℃ 沸点=1900℃比重=7.536電子配置=[Xe]4f65d06s2 おもな酸化数=III周期表第III族に属する希土類元素の一つ。

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大辞林 第三版の解説

サマリウム【samarium】

ランタノイドの一。元素記号 Sm  原子番号62。原子量150.4。黄灰色の固体金属。低速の中性子をよく吸収する。コバルトとの化合物は強力な永久磁石として利用される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サマリウム
さまりうむ
samarium

周期表第3族に属し希土類元素の一つ。1879年、フランスのボアボードランがサマルスキー石から分離し、鉱物の発見者であるロシアのサマルスキー・ビホベッツVasilii Erafovich Samarski-Bykhovets(1803―1870)にちなんで命名した。主要鉱物はサマルスキー石、ガドリン石、セル石などである。酸化物を金属ランタンで還元して灰白色の金属を得る。空気中で150℃以上に熱すると酸化物になる。熱水、希酸に水素を発して溶ける。普通、酸化数+の化合物をつくるが、+のものもある。サマリウム()化合物の常磁性は、希土類元素化合物中もっとも弱い。天然に存在する同位体のうちサマリウム147はα(アルファ)放射体なので弱い自然放射能をもつ。[守永健一・中原勝儼]

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