シュワルツ(Hermann Amandus Schwarz)(読み)しゅわるつ(英語表記)Hermann Amandus Schwarz

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

シュワルツ(Hermann Amandus Schwarz)
しゅわるつ
Hermann Amandus Schwarz
(1843―1921)

ドイツの数学者。ハレチューリヒゲッティンゲンの各大学教授を歴任した。解析学の基礎的な研究とその幾何学への応用に貢献した。多変数関数微分に関する結果のほか、関数論における円内有界関数の評価、等角写像について交代法や鏡像原理を創始した。楕円(だえん)関数や偏微分方程式の研究もある。また、等周問題や極小曲面に関する業績がみられる。

[小松勇作]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例