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ジフェニルアミン diphenylamine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジフェニルアミン
diphenylamine

芳香をもつ結晶。化学式 C6H5NHC6H5アニリンから合成される。融点 54℃。強酸と塩をつくる。染料中間体として重要である。硝酸イオン,塩素酸イオンなどの酸化剤の分析に硫酸とともに用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジフェニルアミン
じふぇにるあみん
diphenylamine

芳香族アミンの一つ。アニリンの塩酸塩と小過剰のアニリンの混合物を、圧力をかけながら加熱すると得られる無色の結晶。芳香がある。塩基性は弱い。水には溶けないが、エタノール(エチルアルコール)、エーテル、ベンゼンなどによく溶ける。濃硫酸溶液に硝酸イオンや亜硝酸イオンを加えると濃青色を呈するので、これらのイオンの検出剤として使われる(ジフェニルアミン反応)。また核酸の定量試薬としても使われる。アゾ染料の合成中間体、ニトロセルロースやセルロイドの安定剤として用いられる。発癌(はつがん)性が認められている。[務台 潔]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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