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ジャポニスム ジャポニスムJaponisme

7件 の用語解説(ジャポニスムの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジャポニスム
ジャポニスム
Japonisme

19世紀後半に日本美術の影響を受けてヨーロッパアメリカ合衆国で盛んになった美術の傾向。絵画,版画,彫刻,工芸,建築,写真など,美術のあらゆる分野にわたり,1856年頃から 1910年代にかけて,フランスを中心に広く各国に見ることができる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ジャポニスム(〈フランス〉japonisme)

西欧美術における日本美術の影響。19世紀半ば以降、印象派の絵画やアールヌーボーの工芸などに顕著にみられる。

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百科事典マイペディアの解説

ジャポニスム

19世紀に欧米で流行した日本趣味を指して使われる。シノアズリー中国趣味),テュルクリ(トルコ趣味)にならってジャポネズリーともいわれる。浮世絵や陶器,漆製品などがきっかけとなり,欧米の工芸・絵画に広く浸透した。
→関連項目エグゾティシズムシノアズリー

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

ジャポニスム【Japonisme】

日本趣味,すなわち日本の物品,美術品に対する関心のこと。トルコ趣味,シノアズリーなど近世以降みられたエキゾティシズムの一つ。とくに,19世紀後半にフランスを中心としてみられたものをいう。関連した用語にジャポネズリーjaponaiserie(日本物品),ジャポニザンjaponisant(日本物品愛好家)がある。 ヨーロッパ,とくにフランスと中国との関係は古くから密接で,18世紀フランス・ロココ美術のなかに,宮廷の中国趣味を反映して,かなりの中国の物品が取り入れられ,その異国情緒がもてはやされた。

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大辞林 第三版の解説

ジャポニスム【japonisme】

一九世紀後半のヨーロッパ美術にみられる日本趣味。フランスの印象派やイギリスのラファエル前派などに顕著。 → シノワズリー

出典|三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

ジャポニスム【japonisme〈フランス〉】

エキゾチシズム(異国趣味)の一つ。19世紀後半のヨーロッパ、特にフランスを中心にみられた日本趣味。浮世絵などの美術工芸品がもてはやされ、和風の様式を取り入れた建築や庭園が作られた。

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジャポニスム
じゃぽにすむ
japonismeフランス語

幕末に日本が開国して以後さまざまな日本美術が欧米に紹介されたが、これに影響されて生じた日本趣味をジャポニスムという。このころに運ばれた美術品、またこれに触発されて欧米でつくられた作品を総称するジャポネズリーということばも生まれたが、定着しなかった。日本美術を欧米に運んだ人々としてはシーボルトオランダ商館関係者に続いてオールコック、オリファントサトー、シャシロンらがあり、1860年代に日本美術に接したのは主としてイギリスのラファエル前派とフランスの印象派およびその周辺の人々であった。ジャポネズリーには単なる模倣や消極的な受容から創意あふれる摂取に至るまで無数の段階があり、最後の例を総括してジャポニスムとよぶことが多いが、両者の区別はいまなお明瞭(めいりょう)でない。だが近世ヨーロッパでのシノワズリーやトルコ趣味などより、ジャポニスムのほうが持続的でもあり内容が充実してもいることは確かで、ことばの意味を広くとれば、建築や造園、文学や音楽、モードの分野にまでジャポニスムを認めることができる。[池上忠治]
『大島清次著『ジャポニスム』(1980・美術公論社) ▽山田智三郎編Japonisme in Art (1980, Kodansha International)「』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のジャポニスムの言及

【ステバンス】より

…第二帝政期のパリの富裕階級の生活,とりわけ流行の衣装に身を包んだ婦人たちを描いた作品は,ブルジョア好みの当世風の主題と,比較的小さな画面の中に繊細なタッチと洗練された色調で豪華な調度や衣装の材質感をとらえる卓抜な手腕のゆえに,非常な人気を博した。いわゆるサロン(官展)派の画家であるが,ドラクロア,クールベ,マネ,ドガら当時のパリ画壇の革新的な画家たちとの交遊が知られており,ジャポニスムに関心をもった最初の画家の一人ともされる。なお,ベルギーにとどまった兄のヨゼフJoseph Stevens(1819‐92)は動物,ことに犬の画家として人気があった。…

【木版画】より

…遠近法は浮世絵画派が新奇なものに敏感であることの一例であるが,開国期の大変動を貪欲に絵画化したのも,この画派の民衆的感受性に基づくものといえよう。なお,毛髪部分の曲芸的に微細な彫り,雲母摺(きらずり)による光沢,凹凸だけの空摺などの技法的彫琢と,線と面の微妙な色価の調整による的確な画面空間などの造形性の高さこそ,19世紀後半に起こる西欧美術の革新に一役買うゆえんであった(ジャポニスム)。浮世絵は近代美術における木版画の再生の起動力の一となったのである。…

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