スズメ(雀)(読み)スズメ

百科事典マイペディアの解説

スズメ(雀)【スズメ】

ハタオリドリ科の鳥。翼長7cm。雌雄同色で頭部は赤茶色,背は褐色で黒斑がある。ユーラシア大陸の中・南部に広く分布。日本では留鳥として全国の人家付近に見られる。軒下,瓦の下などに巣を作るが,時には木の穴や巣箱にも営巣する。秋〜冬には竹やぶ等に大群ですむ。収穫期には米も食べるが,春〜夏の繁殖期には大量の昆虫,秋〜冬には雑草の種子等を食べる。近縁種ニュウナイスズメがある。またヨーロッパではイエスズメのほうが人家周辺には多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

スズメ【スズメ(雀) tree sparrow】

スズメ目ハタオリドリ科の鳥。全長約15cm。雌雄同色。背面は茶褐色で黒い縦斑があり,腹面は淡い。眼からほおにかけて暗色の巴紋があり,のどは黒い。ユーラシア大陸の中緯度地方に広く分布し,南はヒマラヤ山ろくから東南アジアボルネオ島ジャワ島バリ島にまで生息する。また北アメリカオーストラリアフィリピンセレベス島などに移入されたものが繁殖している。日本ではもっとも一般的な鳥で,人家,農耕地にすみ,とくに水田に接する人里に多い。

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世界大百科事典内のスズメ(雀)の言及

【鳥】より

…農民生活と鳥との関係は深く,害虫を捕食するツバメなどの益鳥は,これを捕ると火事になる,盲目になるなどといって積極的に保護が加えられた。一方,スズメやガン・カモ類は田畑を荒らす害鳥としての側面が大きかったので,小正月の〈鳥追〉では憎み嫌われる鳥の代表例となっている。鳥は食用としての利用価値も大きい。…

※「スズメ(雀)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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