スパイス

デジタル大辞泉の解説

スパイス(spice)

香辛料。香味料。薬味。「スパイスをきかせた料理」
(比喩的に)適度な刺激をもたらす要素。「スパイスのきいたデザイン」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

スパイス【speiss】

鉄,ニッケル,銅などとヒ素との合金で,ヒ素を含む原料を溶融製錬したときに,還元性の状態で生成する中間産物。ひかわ(砒鈹)ともいう。マットの中の硫黄をヒ素におきかえたものと考えればよい。金属鉛はスパイスと混ざり合わず,容易に相分離を起こすため,鉛製錬のときによく生成するし,きらわれる。そのため予備処理で脱ヒしておくのが普通である。ニッケル,コバルトの捕集のためにわざわざスパイスを作ることもある。比重はマットより大きく,鉛の溶鉱炉では軽い順にスラグ(比重4程度),マット(比重5程度),スパイス(比重6程度),金属鉛(比重10程度)の4相が生成する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

スパイス【spice】

香辛料。香味料。胡椒こしよう・辛子からしなど。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スパイス
すぱいす
spice

日本では香辛料と訳され、植物性の香味料、あるいは調味料、薬味などを含んだ意味に使われている。『ウェブスター辞典』によれば、「ペパー、シナモン、ナツメグ、メース、オールスパイス、ジンジャー、クローブなどの種々の芳香性植物から得られるもので、調理の際に食物に味をつけたり、ソースやピクルスなどに香味をつけたりするのに用いられる、いわば植物性の調味料または薬味であり、普通は粉末状である。さらにこれらを混ぜ合わせた調味料である」と定義されている。一般的に、スパイスは食物の味をととのえ、少量で食品素材の品質を高めたり変化を与えたりするもので、風味や辛味、さらには刺激的な香りや快い香味を食物に付与する薬味である。味や香りの多様性、多面性がスパイスの持ち味である。[齋藤 浩]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のスパイスの言及

【香辛料】より

…飲食物に芳香や風味を付加するために用いる植物物質で,精油成分,辛味成分,色素などを含む。スパイスspiceの訳語。肉類などのくさみを消して,うまみを増すとともに,防腐効果を有するものもあって肉料理には欠かせぬものであるため,ヨーロッパにおいて著しい発達を見せた。…

※「スパイス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

スパイスの関連情報