ダウンズ(英語表記)Downs, Anthony

  • Downs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1930.11.21. イリノイ,エバンストン
アメリカの行政学,政治学者。ブルッキングス研究所研究員などを歴任。経済理論をモデルにして政治家や官僚の行動を分析した。主著民主主義の経済理論』 An Economic Theory of Democracy (1957) ,『官僚制解剖』 Inside Bureaucracy (67) 。
イギリスイングランド南部の草に覆われた円頂の丘陵をさす。「丘陵」を意味する古英語の dūnに由来する。典型的なダウンズは白亜からなるが,南西部のサマセット県デボン県などではほかの岩石からなる丘陵に対してもこの名称が用いられる。白亜の丘陵地帯はウィルトシャーソールズベリー平野を中心に,旧バークシャー県にあたる地域からハンプシャー県にわたって広がり,ここから北東チルターン丘陵,東へノースダウンズ丘陵,東南東へサウスダウンズ丘陵の 3支脈が延びている。かつては森林に覆われていたと考えられるが,土壌が白亜質で夏季乾燥するうえ,古くからの森林伐採,12世紀以降のウサギの飼育とヒツジ放牧,近代に入ってからの耕地化などにより,森林は大部分消失し,樹木のないなだらかな丘が独特の景観を示す。しかし一部には下部斜面にブナなどの森林がみられ,チルターン丘陵などでは家具製造が盛ん。先史時代から人が住んでいた地域で,ウィルトシャーのエーブベリー遺跡巨石記念物や,ソールズベリー北方のストーンヘンジをはじめとする遺跡が多いことでも知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イギリス、イングランド南部、西のハンプシャー県から東のドーバー海峡にかけて続く白亜紀のチョーク質の丘陵。サウス・ダウンズは海岸沿いを東西に延びるケスタ性の丘陵で、南に緩く傾き、北に急斜面をもつ。短毛の肉用ヒツジ、サウスダウン種の原産地。ノース・ダウンズは、ロンドン南方を東西に延び、北方へ緩斜しつつロンドン盆地へ向かって下り、南に急斜面をもち、東方はドーバーの白い崖(がけ)で終わっている。両丘陵とも牧羊地となっており、両丘陵間の地域はウィールドThe Wealdとよばれる農業地帯となっている。

[小池一之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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