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テトラサイクリン tetracycline

翻訳|tetracycline

百科事典マイペディアの解説

テトラサイクリン

化学式はC22H24O8N2抗生物質。商標アクロマイシン。数種の放線菌が産生,全合成も可能。黄色結晶,無臭。塩酸塩(塩酸テトラサイクリン)は黄色結晶性粉末。
→関連項目アクロマイシンエリスロマイシンクラミジア感染症光線過敏症鼠径リンパ肉芽腫マイコプラズマ肺炎

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

栄養・生化学辞典の解説

テトラサイクリン

 C22H24N2O8 (mw444.44).

 抗生物質の一つ.広範な抗菌効果を示す.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

テトラサイクリン【tetracycline】

放線菌(Streptomyces属)培養液から得られる抗菌性抗生物質。広範囲の細菌に対して抗菌力を示す。1948年ダガーB.M.Duggerらによって発見されたオーレオマイシンaureomycinと,50年にフィンレーA.C.Finlayらによって報告されたテラマイシンterramycinとが環状構造が四つ並んだ共通の化学構造をもつことが明らかになり,共通の母核にテトラサイクリンの名が与えられた。オーレオマイシンは商品名となり,一般名はクロルテトラサイクリンとされ,テラマイシンも同様で一般名はオキシテトラサイクリンと呼ばれるようになった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

テトラサイクリン【tetracycline】

放線菌の一種から分離した抗生物質。広い抗菌スペクトルを示す。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のテトラサイクリンの言及

【化学療法】より

…44年,結核菌を含めた広い範囲の細菌種に有効なストレプトマイシンが発見された。抗生物質antibioticsと呼ばれることになったこれら微生物由来の抗菌物質は,その後主として大きな製薬会社の手に移って開発がすすめられ,クロラムフェニコール,クロルテトラサイクリン,オキシテトラサイクリン,エリスロマイシンをはじめとして数多くの有効物質が発見されることになった。すぐれた発酵工業技術の伝統のある日本は,この分野でもアメリカとならんで世界の最先端の地位を築き,梅沢浜夫のカナマイシンをはじめとして各種の有用抗生物質を発見してきた。…

【菌交代現象】より

…普通は使用量が多く,抗菌作用域が広く,併用薬剤が多いほど起こりやすい。またテトラサイクリン内服時にも起こりやすい。次に環境因子については病院内での発生があげられる。…

【抗生物質】より

…したがって,抗生物質という言葉も物質も比較的新しいものである。40年以降,ストレプトマイシン,クロラムフェニコール,テトラサイクリンなどのすぐれた抗菌力をもつ抗生物質がつぎつぎに発見され,細菌感染症の治療は飛躍的に進歩した。その後のたゆまぬ新抗生物質の発見とその改良により,不感受性菌や耐性菌の問題もほとんど克服され,長い間恐れられてきた種々の伝染病(結核,赤痢,腸チフスなど)の重圧から人類は解放された。…

※「テトラサイクリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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