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デイ=ルイス Day-Lewis, C.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デイ=ルイス
Day-Lewis, C.

[生]1904.4.27. アイルランド,バリンタバー
[没]1972.5.22. イギリス,ハドリーウッド
イギリスの詩人,批評家。フルネーム Cecil Day-Lewis。オックスフォード大学に学び,教職につく。初めいわゆるオーデン・グループの一員として,左翼的政治色の濃厚な詩を書いたが,のちには『イタリア訪問』An Italian Visit(1953)など,トマス・ハーディを思わせる個人的また牧歌的な詩風に変わった。『全詩集』Collected Poems(1954)のあとにも 2冊の詩集があり,ウェルギリウスアエネイス』の韻文訳(1952)もある。評論『詩への希望』A Hope for Poetry(1934),『詩を読む若き人々のために』Poetry for You(1944),ケンブリッジ大学での講義をまとめた『詩的イメージ』The Poetic Image(1947),『ハーディの抒情詩』The Lyric Poetry of Thomas Hardy(1951)などのほかに,自伝『埋れた日』The Buried Day(1960),Nicholas Blakeの筆名による推理小説がある。1951~56年オックスフォード大学詩学教授を務め,1968年には桂冠詩人に任じられた。

デイ=ルイス
Day-Lewis, Daniel

[生]1957.4.29. ロンドン
イギリスの俳優。フルネーム Daniel Michael Blake Day-Lewis。イギリスを代表する詩人 C.デイ=ルイスと女優ジル・バルコンの第2子として生まれた。13歳のとき『日曜日は別れの時』Sunday Bloody Sunday(1971)で端役を演じ,その後ブリストル・オールド・ビック劇団やロイヤル・シェークスピア劇団(→ロイヤル・シェークスピア劇場)などで活動。『マイ・ビューティフル・ランドレット』My Beautiful Laundrette(1985),エドワード・モーガン・フォースター原作の『眺めのいい部屋』A Room with a View(1986)で多才ぶりを発揮した。『存在の耐えられない軽さ』The Unbearable Lightness of Being(1988)で国際的に高い評価を得て,『マイ・レフト・フット』My Left Foot(1989)では脳性麻痺の芸術家に扮し,1990年アカデミー賞主演男優賞をはじめ多くの賞を受賞した。その後『ラスト・オブ・モヒカン』The Last of the Mohicans(1992)やマーティン・スコセッシ監督の『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』The Age of Innocence(1993),『父の祈りを』In the Name of the Father(1993)など,数々のヒット作で主役を務めた。『ボクサー』The Boxer(1997)出演後,一時俳優業を休み,イタリアで靴屋に弟子入りした。2002年,スコセッシ監督の『ギャング・オブ・ニューヨーク』Gangs of New Yorkで映画界に復帰。2008年,『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』There Will Be Blood(2007)で 2度目のアカデミー賞主演男優賞を手にした。さらにエブラハム・リンカーン大統領の伝記ドラマ『リンカーン』Lincoln(2012)で,史上初の,3度目のアカデミー賞主演男優賞に輝いた。

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