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デバイ=ヒュッケルの理論 デバイ=ヒュッケルのりろんDebye-Hückel theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デバイ=ヒュッケルの理論
デバイ=ヒュッケルのりろん
Debye-Hückel theory

強電解質溶液に関する理論で P.デバイと E.ヒュッケルによって導かれた (1923) 。強電解質溶液は完全に電離していると仮定し,この仮定と実際に測定される溶液の特性とのずれの原因はイオン間の相互作用によるものとした。すなわち1個のイオンはそのまわりに平均して球対称状に分布した他のイオン (イオン雰囲気) のポテンシャルの場にあるとして静電気的理論から,イオンの活量,溶液の電気伝導度を導いた。これは希薄溶液によく適用される。この理論は電解質溶液の反応速度を考察するうえで重要である。 (→オンサーガー方程式 )

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世界大百科事典 第2版の解説

デバイヒュッケルのりろん【デバイ=ヒュッケルの理論 Debye‐Hückel’s theory】

1923年にドイツのP.J.W.デバイとヒュッケルErich Armand Arthur Joseph Hückel(1896‐1980)が提出した理論で,強電解質溶液論の基礎として重要なものである。電解質溶液の蒸気圧,浸透圧,電気伝導率などの性質を説明するために提出されたアレニウスの電離説では,すべての電解質が溶液中では電離平衡の状態にあると考えた。この理論は,弱電解質では成功したが,強電解質の性質を説明することはできなかった。

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