トロイ戦争(読み)トロイせんそう(英語表記)Trojan War

翻訳|Trojan War

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トロイ戦争
トロイせんそう
Trojan War

前 1200年頃アカイア人と小アジア北西岸のトロイ (イリオン) 人との間に起った戦争。さまざまな伝承を生み,ホメロス叙事詩をはじめとして数々の古代の文学作品の題材となった。 10万のギリシア軍が結集し,遠征が行われたとされる。しかし前 13世紀後半にエーゲ海に大戦争が起りえた原因は,ミケーネ諸国とトロイ城市の対立に求めるべきであり,原料供給と製品販売をめぐる商業交易上の争いがあったと考えられる。この戦争は,従来は架空の物語とされていたが,1870年 H.シュリーマンが,トルコのヒッサリクの丘に,トロイの遺跡を発掘し,歴史的根拠の存在が承認された。

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大辞林 第三版の解説

トロイせんそう【トロイ戦争】

ホメロスの叙事詩「イリアス」に描かれている戦争。誘拐されたスパルタの王妃ヘレネを奪還するため、アガメムノンの率いるギリシャ軍が包囲10年目に、大きな木馬に兵を潜ませてトロイに潜入し、これを陥落させたという。

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