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フトモモ rose apple

翻訳|rose apple

世界大百科事典 第2版の解説

フトモモ【rose apple】

フトモモ科の熱帯果樹で,淡白な味覚である(イラスト)。10m以上に達する常緑性の高木で,葉は対生し,長さ20cmほどの長披針形で革質,濃緑色で光沢がある。花は枝の先端に生じる総状花序であり,子房下位鐘状になり,その頂部から4枚の白色花弁と多数の束生するおしべを出して美しく,めしべ花柱は突き出ている。果実は直径3~5cmの卵形で,果頂部に萼片が残存する。果実は乳黄色から桃白色で,バラに似た芳香がある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フトモモ
ふともも / 蒲桃
rose apple
[学]Syzygium jambos (L.) Alston

フトモモ科の常緑小高木。熱帯アジア原産。高さ10メートル、樹皮は平滑で淡褐色。葉は対生し、長披針(ちょうひしん)形で長さ18センチメートル、幅約3センチメートル。革質で全縁、先は鋭くとがり、基部は鈍くとがる。表面は濃緑色でつやがある。花は頂生し、短い総状花序につき、白色。花弁、萼片(がくへん)ともに4枚。雄しべは黄白色で、花弁を覆い、美しい。雌しべは1本で、長く中央に抽出する。子房は下位で1室。果実は宿存萼があり、卵形、球形、扁球(へんきゅう)形などで径3~5センチメートル、果面の色は淡緑黄、黄白、淡桃黄色などである。リンゴに似た芳香があり、果皮は薄い。味は甘味と酸味があるが淡泊である。生食のほかゼリー、プリザーブとし、またほかの加工品への香りつけともする。熱帯から亜熱帯の各地で栽培される。繁殖は芽接(めつぎ)、挿木、取木などによる。[飯塚宗夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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