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フーリエ フーリエ Fourier, (François-Marie-) Charles

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フーリエ
フーリエ
Fourier, (François-Marie-) Charles

[生]1772.4.7. ドゥーブザンソン
[没]1837.10.10. パリ
フランス空想的社会主義者。仲買人をしながら新聞,雑誌などによって独学。 1808年主著『四運動の理論』 Théorie des quatre mouvements et des destinées généralesを著わし理想社会を描いた。

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フーリエ
フーリエ
Fourier, Jean-Baptiste-Joseph, Baron de

[生]1768.3.21. オーゼール
[没]1830.5.16. パリ
フランスの数学者,物理学者。初め地方の陸軍学校に入学。 1794年に創設されたエコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) の第1期生となり,翌年同校の教師となる。 95年にエコール・ポリテクニクが開設されたので講師陣に加わり G.モンジュらと親交を結ぶ。

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デジタル大辞泉の解説

フーリエ(François Marie Charles Fourier)

[1772~1837]フランスの思想家フランス革命の自由・平等・友愛の原理の社会的実現を望み、農業を主とする協同組合社会の建設を主張。著「家庭的農業的共同社会論」など。

フーリエ(Jean Baptiste Joseph Fourier)

[1768~1830]フランスの数学者・物理学者。熱伝導の理論的研究を行い、それに用いたフーリエ級数は解析学に大きく貢献した。著「熱の解析的理論」など。

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百科事典マイペディアの解説

フーリエ

フランスの思想家。ファランステール呼ばれる自由な勤労者の結合する協同社会建設を構想,その主張はコンシデランらによってフーリエ主義として受け継がれた。主著《四運動の理論》《家庭・農業組合概論》(1822年),《愛の新世界》(死後刊行,1967年)。
→関連項目オーエン空想的社会主義サン・シモン社会主義

フーリエ

フランスの数学者。1790年エコール・ポリテクニク教授。1798年ナポレオンに従ってエジプトに遠征,帰国後イゼール県知事,男爵となる。ナポレオン没落後失脚したが1817年アカデミー・デ・シアンス会員,1826年アカデミー・フランセーズ会員。

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世界大百科事典 第2版の解説

フーリエ【Charles Fourier】

1772‐1837
フランスの哲学者,社会・経済思想家。ブザンソン生れ。富裕な商家の出であったが,1793年に破産して以来,行商人,店員などをしながら著述活動に入る。1808年に最初の大著《四運動および一般運命の理論》を世に問い,尖鋭な社会・経済批判,壮大かつ奇抜な宇宙・社会進化論,斬新・精密な推察にもとづくユートピア的世界の構想等々を展開するが,黙殺される。しかし,〈ファランステールphalanstère〉と称する共同体住居の設置による新社会構築の計画をあきらめることなく,22年には最大の著作《家庭・農業組合概論》を,29年には《産業・組合新世界》を発表し,篤志ある資産家たちへの空しい呼びかけを繰り返す。

フーリエ【Jean Baptiste Joseph Fourier】

1768‐1830
フランスの数学者。中部フランスのオーセールに生まれ,幼くして孤児となり,陸軍の学校に学ぶ。1795年新設されたエコール・ポリテクニクで教え,98年G.モンジュとともにナポレオンのエジプト遠征に従軍する。1801年彼の行政的才能を認めたナポレオンからイゼール県知事に任命され,08年男爵を授けられるが,そのころから熱伝導論の研究を始めた。ナポレオン失脚後一時失職するが,17年アカデミー・デ・シアンス会員に選ばれ,22年同院常任幹事となる。

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大辞林 第三版の解説

フーリエ【Fourier】

〔Charles F.〕 (1772~1837) フランスの思想家。商業に支配される文明を批判し人間性の全体的回復を唱え、ファランジュと呼ぶ共同体を基礎とする理想的な未来社会を構想。空想的社会主義者の代表とされる。著「四運動および一般的運命の理論」
〔Jean Baptiste Joseph F.〕 (1768~1830) フランスの数学者・物理学者。「熱の解析的理論」を著し熱伝導を偏微分方程式における境界値の問題として扱い「フーリエ級数」「フーリエ積分」を導入した。

出典|三省堂
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世界大百科事典内のフーリエの言及

【女性史】より

…女性の状態を歴史的時間のなかで検証しようとする発想は,19世紀の産物であった。フランスの空想的社会主義者フーリエは《四運動の理論》(1808)で,社会の進歩と女性の解放は比例するといい,イギリスの功利主義者ジョン・スチュアート・ミルは《女性の隷従》(1869)で,奴隷制から自由な社会へという人類史の延長線上に女性解放をおこうとした。《恋愛と結婚》(1903)を書いたスウェーデンのE.ケイは,歴史は恋愛と結婚の自由に向かって進んできたとする立場から女性解放の方向性を示した。…

【ユートピア】より

… 第3は,党派的なユートピアであるが,かつて宗教的運動の中で主張されたような孤絶したユートピア構想とは異なった,新しい開放性をもっている。党派のユートピアは,理論上の要請であるとともに行動のプランでもあるが,19世紀については,とりわけイギリスのR.オーエンとフランスのサン・シモン,C.フーリエらの初期社会主義運動が注目される。オーエンは,協同組合を主体とする共産的村落を構想し,1825年からアメリカに〈ニューハーモニーNew Harmony〉を建設して,この理想を現実に移そうと試みた。…

【実関数論】より

…続いてG.F.B.リーマンは,積分の定義を反省してそれを一般にした論文を発表し(1854),さらにG.カントルは無理数論ならびに集合論を創始した(1872)。 これよりさき,J.B.J.フーリエは熱伝導に関する有名な論文(1812)を書き,すべての関数はいわゆるフーリエ級数で表されることを論じたが,これが解析学に及ぼした影響は大きい。すなわち,ディリクレが関数の現代的な定義を確立したのは彼のフーリエ級数に関する二つの論文(1829,37)においてであり,また,アーベルの一様収束概念の発見,リーマンによる積分の一般的な定義,カントルの無理数論,集合論の創始も,フーリエ級数が一つの誘因であったと思われる。…

【数学】より

… 解析学方面では,上述のような基礎概念の確立もこの時代の特徴的な成果であるが,18世紀以来の古典解析の進展もある。J.B.J.フーリエは熱伝導の理論に関連し,フーリエ級数を導入したが,どのような関数がその級数で表現されるかの問題は,関数概念についての深刻な反省を促した。これは応用数学上の問題から純粋数学の本質的な発展がもたらされた好例として挙げられる。…

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