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ブドウ球菌(葡萄球菌) ぶどうきゅうきんStaphylococcus

翻訳|Staphylococcus

世界大百科事典 第2版の解説

ぶどうきゅうきん【ブドウ球菌(葡萄球菌) Staphylococcus】

ブドウ状球菌ともいう。グラム陽性,直径0.8~1.0μmの球形の細菌で,通常の培地で容易に培養される。非運動性,芽胞非形成性の通性嫌気性細菌で,固体培地上では無差別な空間方向に分裂増殖してブドウの房状の配列を示すことから,この名がある。しかし双球菌状,あるいは短鎖状の配列もとる。病原性の弱い表皮ブドウ球菌は人間の皮膚および粘膜上に常在しているが,病原性の強い黄色ブドウ球菌は,連鎖球菌と並んで化膿の代表的な原因菌であり,食中毒の原因菌ともなる。

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世界大百科事典内のブドウ球菌(葡萄球菌)の言及

【細菌】より

…細菌のなかには,細胞分裂後に細菌どうしが離れずに,互いにくっつき合って配列するものがある。そのため,球菌では単球菌のほかに,双球菌,連鎖球菌,ブドウ球菌などの形状がみられ,杆菌では短杆菌や長杆菌のほかに,連鎖杆菌あるいはV字形やY字形などのように配列した形状のものなどがみられる。らせん菌は形がらせん状で,スピロヘータ類によく似ているがまったく異なるものである。…

※「ブドウ球菌(葡萄球菌)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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