コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ベール veil

16件 の用語解説(ベールの意味・用語解説を検索)

結婚式・ブライダル用語集の解説

ベール

女性の頭や顔を覆う薄い布のこと。キリスト教式では、丈がドレスの裾よりも長く、顔を隠すフェイスベールがついたダブルベールが正式とされています。結婚式では、悪魔や悪霊から花嫁を守るために着用されたと言われています。ベールの種類は素材や形によってさまざまで、短いほどカジュアルな印象に。最近ではフェイスベールのないマリアベールも人気。ドレスやチャペル雰囲気に合わせたコーディネイトを。なお、結婚披露宴ではベールを取るので、ティアラカチューシャ、生花などのヘッドドレスを用意しましょう。

出典|2story.net
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ベール

イスラムの聖典コーランで、女性のベール着用については「彼女らの飾りを目立たせてはならない」(光の章)との記述がある。「飾り」は具体的ではなく、サウジアラビアイランなどの厳格なイスラム教国ではベールの着用は義務化されているが、宗教的には意見が分かれる。ベールには髪を隠すものと、顔を覆い目だけをだすタイプに大きく分かれる。

(2007-08-24 朝日新聞 夕刊 2総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ベール(Pierre Bayle)

[1647~1706]フランスの哲学者。デカルトの懐疑の方法を継承して歴史学・哲学・神学に導入し、「歴史的批判的辞典」を著した。

ベール(veil)

女性の顔や頭を覆う薄い布やネット。面紗。
はっきりとわからないように覆い隠すもの。とばり。「神秘のベールに覆われる」

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ベール

フランスの哲学者。自由思想家の雄。カルバン派の懐疑主義者として終生カトリック教会と伝統的形而上学を攻撃,18世紀の啓蒙思想に絶大な影響を与えた。寛容思想の先駆的提唱者でもある。

ベール

古代バビロニアの神。バアル同様,〈主〉の意。ときにエンリルマルドゥクアッシュールの別称。

ベール

女性の頭や顔をおおうのに用いる薄い布。古くからあるが,現在ではネットチュールレースなどで作られ,おもに帽子の装飾やウェディング・ベールとして使われる。スペインマンティリャや,地域,国によって名称は異なるがイスラムの女性がかぶるヒジャーブもベールの一種である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ベール【veil】

〈帆〉〈覆い〉〈幕〉などを意味するラテン語ウェルムvelumに由来し,神殿の帳(とばり)や聖像などの覆いをいうが,一般には顔や頭部を覆う薄地の軽い布のことをいう。おもに女性が顔を隠したり,保護したり,装飾のために用いる。衣服と共布,または別布の麻,綿,絹などで作られ,レースやししゅうがほどこされたものもある。古代ギリシアではカリュプトラkalyptraという軽い布をかぶったり,ヒマティオンペプロスフードのようにかぶったりした。

ベール【Henri Beer】

1863‐1954
フランスの歴史哲学者。19世紀の実証主義歴史学が細部の考証にとらわれて全体を見る眼を喪失したことを批判し,総合的視点の復権を提唱した。1900年《歴史総合雑誌Revue de synthèse historique》を創刊,L.フェーブルやM.ブロックなど若い世代の歴史家に強い影響を与え,フランス現代歴史学の誕生に大きく貢献した。20年《人類の発展》双書を創刊し,今日,新しい歴史学の代表的作品として知られる多くの名著を刊行したが,各巻冒頭には自ら長文の序を付して歴史の総合的把握の実践の場とした。

ベール【Paul Bert】

1833‐86
フランスの生理学者で,アンナントンキン理事長官としてフランス領インドシナ連邦の建設に力を尽くした。自然科学者であり,文部大臣(在任1881‐82)であったが,1885年以降のバンタン(文紳)蜂起で武断的なインドシナ政策が行き詰まり,文官的協同主義を標榜するフレイシネ内閣が登場するや,86年1月,とくに請われてアンナン・トンキン理事長官に任命され,4月ハノイに着任した。ベールは行政官における文官の比率を高めるとともに,現地人の政治機構への積極的利用を図り,中央に現地人有力者評議会を,地方各郡にはトンキン諮問会議を設置し,またフエ宮廷の権力を認めた。

ベール【Pierre Bayle】

1647‐1706
フランスの思想家ピレネー山麓ル・カルラのカルバン派の牧師の家に生まれ,ピュイローランとトゥールーズの学院に学んだ。1669年一時カトリックに改宗したが翌年には新教(プロテスタント)に復帰してジュネーブに逃れ,同地の新教大学で神学を学んだ。75年スダンの新教大学の哲学教授になったが,81年大学が閉鎖されるとオランダロッテルダムに亡命し,同地の新教大学で哲学と歴史を教えて同地で没した。82年出世作《彗星雑考》を発表して道徳の宗教からの自立性を説き,スピノザのような〈有徳の無神論者〉の存在を強調した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ベール【veil】

装飾・保護・遮蔽しやへいなどの目的で、婦人が顔の前に垂らす薄い布。面紗。
物をおおって見えなくしているもの。 「神秘の-をはぐ」 「夜の-に包まれる」

ベール【Pierre Bayle】

1647~1706) フランスの思想家。デカルトの懐疑の精神を継承、宗教と道徳を厳密に区別、寛容思想を唱えた。著「彗星雑考」「歴史批評辞典」など。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベール
ベール
Bale, John

[生]1495.11.21. サフォーク
[没]1563.11. カンタベリー
イギリスの聖職者,劇作家。 12歳でカルメル会に入り,一時修道会副院長にまでなったが,1533年頃プロテスタントに改宗,誓願を破って結婚し,世俗的生活をおくった。この間多くの宗教劇を書き,52年にはアイルランド主教となった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ベール
ベール
Bayle, Pierre

[生]1647.11.18. フランス,カルラルコント
[没]1706.12.28. オランダ,ロッテルダム
啓蒙主義さきがけとなったフランスの懐疑論的哲学者(→懐疑論)。カルバン派の家庭に生まれ,1669年カトリックに改宗したが翌 1670年カルバン派に戻り,ジュネーブでデカルト哲学にふれ,1675~81年スダンのプロテスタントのアカデミーで教えた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ベール
ベール
veil

頭部や顔の保護,装飾,宗教上の目的などでかぶられる一般には薄い布地や網地の呼称。この慣習は古代オリエントに始り,前 1000年代のアッシリアでは,既婚女性がベールで顔をおおうべきことが法で定められていた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のベールの言及

【被り物】より

…ギリシア・ローマ時代には,被り物は旅行用・戦闘用以外にはほとんど用いられず,男性は布や金属製の細紐で,女性はリボンや飾り帯で頭髪を整えた。ビザンティン時代,服装は華美になり,女性は縁取りされた透明なベールをつけ,その上に金銀細工の輪や小さな帽子をのせた。中世には特徴のある各種の被り物が発達した。…

【ベドウィン】より

…テントの中には,女性や子どもが居る家族用の区画と,男性が客を招いたときに使用する来客用の区画とが,垂れ幕で仕切られている。 ベドウィンの衣服は,夏の暑さ,冬の寒さや乾燥した空気をしのげるように,適当なゆるみをもたせて作られており,男性がかぶるクーフィーヤkūfīyaと呼ばれる布や,女性のタルハṭarḥa(ベール)は,直射日光や砂ぼこりから身体を保護する重要な役目を果たしている。このような衣類は,生活に必要な他の道具類や食料と同様,ほとんど町の〈ベドウィン市場〉からの購入品である。…

【モテット】より

…歌詞を付された対位旋律は〈モテトゥスmotetus〉(ラテン語)と呼ばれ,その語源は古いフランス語で〈ことば〉を意味するmotであったとされる。やがて1240年ころからモテトゥスの名は,その種の作風をもつ楽曲自体の呼称となり,付加声部の数も2声部,まれには3声部にまで増大し,グレゴリオ聖歌の部分を拡大した定旋律の上に,フランス語のテキストをもち,トルベール歌曲の流れを引く世俗歌曲が置かれるという聖俗混交の形も現れた。さらに14世紀には,イソリズムisorhythm(またはアイソリズム)と呼ばれる一定の長さのリズム型を,いわばリズム的フレーズとして,音高にかかわりなく1ないし全声部に適用した高度に技巧的な作風が現れた(マショー)。…

【スタンダール】より

…フランスの小説家。本名アンリ・ベールHenri Beyle。地方都市グルノーブルの富裕なブルジョア家庭の生れ。…

【ハリーすい星(ハリー彗星)】より

…1680年の出現に際しても,詩人ミルトンらがその恐怖を詩に表した。同時にフランスのP.ベールが《すい星雑考》(1682)において,すい星と疫病などの迷信的な結合を否定し,すい星の科学的認識を普及させる努力も開始された。しかし1910年の事件に見られるように,すい星の科学的解明が進んだためにかえって大きな恐慌が起きるほど,この恐怖感は根強い。…

【百科事典】より

…後者はConversationslexikon(字義どおりには会話辞典)と題するタイプの最初のものであり,台頭する市民階級の世間的つきあいに必要な教養を提供する目的で編まれており,この系統は後の《ブロックハウス百科事典》などにつながっていく。さらに,この時期の代表例としては,フランスのP.ベールの《歴史批評辞典Dictionnaire historique et critique》2巻(1697)があげられる。理性的判断への信頼を強調するベールは,個々の知見の真偽を〈批判的〉に吟味しようとしたのである。…

※「ベール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ベールの関連キーワードアーランガーカバニスシェリントンピエロンベルナール比較生理学フランキンセンス栄養生理学リボブラウン・セカール

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ベールの関連情報