コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヨハネ[ダマスカス] Joannes Damascenus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨハネ[ダマスカス]
Joannes Damascenus

[生]675頃
[没]749.12.4.
ギリシアの教会博士,聖人。ダマスカス出身の東方教会の著名な神学者。アラビアの年代史ではマンスール・ベン・サルユム。父セルギウスはキリスト教徒で,征服者であったサラセンカリフのもとで高官であり,ヨハネは父の官位を継いだ。カリフはヨハネを重用し,限られた地方ながらも政治権力をゆだねたので,アラブに納税しながらもキリスト教の自治体を形成しえた。ギリシア,アラブの両語をよくし,キリスト教とイスラム教の対立と共存を体験し,キリスト教内部でも東西両協会の間に立った。しかし彼はビザンチン皇帝レオ3世の禁止した聖画像擁護のためいくつかの論文を著わしたあと,財産を捨てて聖サバ修道院に入りそこで余生をおくった。その間エルサレムの総大司教によって司教に任じられ,のち聖画像破壊論者との論争のためシリアやコンスタンチノープルを訪れた。主著『知識の泉』 Pēgē gnōseōs。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ヨハネ[ダマスカス]の関連キーワード天平感宝日本におけるおもな時代区分班田収授法ヨアンネス[ダマスクスの]大伴牛養行基孝謙天皇橘奈良麻呂生江東人孝謙天皇

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android