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レクイエム レクイエム 〈ラテン〉requiem

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デジタル大辞泉の解説

レクイエム(〈ラテン〉requiem)

カトリック教会で、死者のためのミサ。典礼文の冒頭語がRequiem(安息を)であるところからいう。
1のために作られた楽曲。鎮魂ミサ曲。
[補説]書名別項。→れくいえむ

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百科事典マイペディアの解説

レクイエム

ローマ・カトリック教会行われる死者のためのミサ典礼。入祭文,(求憐誦),昇階誦,詠誦,続誦〈怒りの日〉,奉献文,(三聖誦),(神の小羊),聖体拝領からなり,入祭文が〈レクイエム(安息を)〉で始まるためこの名がある。
→関連項目ケルビーニ

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デジタル大辞泉プラスの解説

レクイエム

米国の作家ジェイムズ・エルロイの処女ミステリー(1981)。原題《Brown's Requiem》。1998年ジェイソン・フリーランド監督で映画化。

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世界大百科事典 第2版の解説

レクイエム【requiem[ラテン]】

(1)ローマ・カトリック教会で行われる死者のためのミサ典礼をいう。その名はこのミサの入式文の冒頭句,〈彼らに永遠の安息を与え給え〉の最初の語requiem(〈安息を〉の意)による。ミサではあるが,〈グロリア〉と〈クレド〉は用いられず,福音書朗読の前に,〈怒りの日dies irae〉で始まる長大な続唱がある。教会暦中では11月2日の〈諸死者の日〉(万霊節)に行われるが,随意ミサとして個人の葬儀や命日にも行われる。

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大辞林 第三版の解説

レクイエム【Requiem】

〔「安息を」の意〕
カトリック教会で、死者のためのミサ。死者が天国へ迎えられるよう神に祈る。入祭文が「レクイエム(安息を)」という言葉で始まるところからいう。
死者の鎮魂を願う入祭文を含めて作曲した、死者のためのミサ曲。鎮魂曲。鎮魂ミサ曲。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レクイエム
れくいえむ
requiemラテン語

キリスト教において、死者のための典礼で歌われるミサ曲。わが国では「鎮魂曲」「鎮魂ミサ」などと訳されることがあるが、死者が天国へ迎え入れられるように神に祈る典礼のためであって、死者の霊を弔うものではないから、適切な呼称ではない。レクイエム(「安息」の意)の名は、このミサ曲の最初に歌われるイントロイトゥスの冒頭のことばに由来する。
 楽曲としてのミサ曲は、中世以来20世紀に至るまで、〔1〕イントロイトゥス(入祭唱)、〔2〕キリエ(あわれみの賛歌)、〔3〕グラドゥアーレ(昇階唱)、〔4〕トラクトゥス(詠唱)、〔5〕セクエンツィア(続唱)、〔6〕オッフェルトリウム(奉納唱)、〔7〕サンクトゥス(感謝の賛歌)、〔8〕アニュス・デイ、〔9〕コンムニオ(拝領唱)の9章から構成されてきており、普通のミサで歌われる、グロリア、クレド、アレルヤは省かれている。しかし、1972年の改革の結果、現在ではセクエンツィアは歌われない。中世の間は、単旋律のグレゴリオ聖歌で歌われてきたが、15世紀後半以来、多声によるレクイエムが多数書かれるようになった。現存する最古の多声レクイエムは、15世紀の作曲家オケヘムによって作曲されたものである。以来、16世紀に至るまで多くの作曲家がこれを手がけたが、9章のうち、いずれかの章が多声化されない場合が普通だった。また、フランスやフランドル系の作曲家たちの作品では、グラドゥアーレとトラクトゥスの歌詞が一般のものと異なっている。17世紀以後は、それまでほとんど作曲されなかったセクエンツィアの多声化が目だつようになり、18世紀後半からは、モーツァルトの例にみられるように、充実した管弦楽を伴うものが多くなる。19、20世紀にも、ベルリオーズ、ベルディ、ブルックナー、サン・サーンス、フォーレ、ブリテンらによって、名作が多数書かれた。ブラームスのように、まったく別の歌詞による『ドイツ・レクイエム』の例もある。[今谷和徳]

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