日本歴史地名大系 「上の平遺跡」の解説
上の平遺跡
うえのだいらいせき
旧石器時代から平安時代の遺跡で、とくに弥生時代後期から古墳時代前期にかけての方形周溝墓群が中心的存在で、全国的に注目される。
昭和五四年(一九七九)から同六一年に五次にわたる発掘調査が行われ、弥生時代後期から古墳時代前期にかけて連綿と続く方形周溝墓が一二四基発見された。これらの周溝墓は方形あるいは長方形を呈しており、一辺一〇メートル前後のものが多いが、なかには一号方形周溝墓(四世紀初頭)のように長軸三〇メートル、短軸二四メートルと大型のものもみられる。
上ノ平遺跡
うわのだいらいせき
上の平遺跡
うえのたいらいせき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報