コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

中村七三郎 なかむらしちさぶろう

3件 の用語解説(中村七三郎の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

中村七三郎【なかむらしちさぶろう】

歌舞伎俳優。5世まである。初世〔1662-1708〕は初世市川團十郎と並んで元禄期の江戸で活躍。和事(わごと)系の役を得意とし,《けいせい浅間嶽》の巴之丞は特に好評。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

なかむらしちさぶろう【中村七三郎】

歌舞伎俳優。元禄期(1688‐1704)の名優中村七三郎に始まり大正・昭和期の安田直次郎の七三郎まで5世ある。初世が最も名高く2世がこれに次ぐ。(1)初世(1662‐1708∥寛文2‐宝永5) 俳名少長。父は延宝期(1673‐81)の立役天津七郎右衛門といわれ,妻は2世勘三郎の長女。初め若衆方,のち若女方を勤め,1681年(天和1)元服して立役となる。〈わたもちの今業平〉といわれ器量よく,〈好色第一のつや男〉また〈春の色役者〉とも賞され,万芸に長じたが,特に濡れ事やつし事に秀でた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中村七三郎
なかむらしちさぶろう

歌舞伎(かぶき)俳優。5世まであるが、初世がもっとも有名で2世がこれに次ぐ。[服部幸雄]

初世

(1662―1708)俳名少長。初世市川団十郎とともに元禄(げんろく)年間(1688~1704)の江戸歌舞伎を代表する名優。容姿に優れ万芸に長じたが、とくに濡事(ぬれごと)、やつし事を得意とし、「江戸和事(わごと)の名人」と賞賛された。江戸の曽我(そが)狂言で、五郎を荒事(あらごと)の演技様式で演ずるのに対し、十郎を和事様式で演ずることを始めたのはこの人である。[服部幸雄]

2世

(1703―74)初世の養子。寛保(かんぽう)~明和(めいわ)(1741~72)のころ活躍し、和実(わじつ)の名人とうたわれた。晩年に中村少長と改名した。[服部幸雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

中村七三郎の関連キーワード元禄歌舞伎水木流丹前物歌舞伎子歌舞伎役者上方狂言古今節名題下濡れ事槍踊

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone