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今日庵 コンニチアン

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デジタル大辞泉の解説

こんにち‐あん【今日庵】

京都市の裏千家家元邸内にあり、同家の最も代表的な茶室。千宗旦(せんそうたん)が家を三男江岑宗左(こうしんそうさ)に譲った際に、隠居所として建てたもの。
裏千家の別称。

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百科事典マイペディアの解説

今日庵【こんにちあん】

京都市上京区本法寺町にある家屋。又隠(ゆういん)とともに裏千家流の象徴というべき一畳台目向板の茶席。千宗旦不審庵の後庭に隠居所として1648年建てたもの。名の由来については諸説あるが,大徳寺の僧清巌が腰張に書いた〈懈怠比丘不期明日〉の語によるとされる。
→関連項目千宗室

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世界大百科事典 第2版の解説

こんにちあん【今日庵】

又隠(ゆういん)とともに裏千家の中心をなす茶室。1646年(正保3)に隠居を表明した宗旦は,屋敷の北方に隠居屋敷を構え,そのなかに2畳の茶室を造立した。1649年(慶安2)4月,宗旦の茶に呼ばれた松屋久重が〈隠居ノ二畳敷,但,一畳半敷テ,残リハ板也,中柱有之,但ヌキハ無之候〉と書き留めていた茶室に当たる。すなわち,一畳台目に向板(むこういた)を入れ,向板の前角に中柱を立てて袖壁をつけ向板を囲ったこの茶室の特色がよくわかる。

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大辞林 第三版の解説

こんにちあん【今日庵】

京都市の裏千家家元の邸内にある茶室。千宗旦せんそうたんの創建。間口一間奥行一間一畳台目だいめ向板むこういたのもので、佗わびの極致とされる。
裏千家の別名。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

こんにちあん【今日庵】

京都市上京区の裏千家家元の邸内にある茶室。千利休(せんのりきゅう)の孫、千宗旦(せんのそうたん)が家督とともに、不審庵(ふしんあん)を三男宗左に譲り、裏に隠居所として1648(慶安1)年に建てたもの。侘(わび)茶の趣をこらした、一畳台目と呼ばれる極小空間が特徴。四男宗室がここを譲り受けて流派を興し、今日庵が不審庵の裏手にあったことから裏千家と呼ばれ、「今日庵」は裏千家の別称ともなっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

今日庵
こんにちあん

京都市上京(かみぎょう)区の裏千家にあり、同家を代表する茶室。1646年(正保3)宗旦(そうたん)が隠居屋敷に造立した二畳の茶室で、1649年(慶安2)4月、宗旦の茶によばれた松屋久重(ひさしげ)が「隠居ノ二畳敷、但(ただし)、一畳半敷テ、残リハ板畳也(なり)、中柱有之(これあり)、但ヌキハ無之(これなく)候」と書き留めた茶室にあたる。中柱を立て、袖壁(そでかべ)をつけて向板(むこういた)を囲っていたというこの茶室は、明らかに現在の今日庵と同じである。点前(てまえ)畳の先に床(とこ)のかわりに向板を入れ、勝手の水屋棚を縮小したような水屋洞庫(どうこ)を付設して、種種な働きを二畳の空間に整然と集約している。向板について、川上不白(かわかみふはく)は「床も付られぬ佗(わび)の小座敷へ床の替りに御好なされ候」と述べていた。片流れの総屋根裏という天井の構成も、佗びの造形の極点を示す表現である。なお、宗旦時代の茶室は1788年(天明8)天明(てんめい)の大火によって焼失し、現在の茶室はその直後に再建されたといわれる。[中村昌生]

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世界大百科事典内の今日庵の言及

【裏千家流】より

…千利休を開祖とする茶道の流派の一つ。利休の孫宗旦が不審庵を三男江岑(こうしん)宗左に譲り,北の隣接地に今日庵,寒雲亭さらに又隠(ゆういん)を建てて移り住み,それが末子仙叟に譲られたことにより裏千家が成立。現在の15世に至るまで,代々宗室を名のっている。…

【表千家流】より

…それとともに大徳寺の喝食(かつしき)として修行していた少庵の子千宗旦は還俗し,千家3世を継承することとなった。その後,宗旦は不審庵を中心とする本法寺前町の屋敷を三男江岑(こうしん)宗左に譲り,北裏に今日庵(裏千家)を建て,四男仙叟(せんそう)宗室とともに移り住んだ。ここに表千家と裏千家が成立した。…

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