精選版 日本国語大辞典 「談」の意味・読み・例文・類語
だん‐・ずる【談】
〘他サ変〙 だん・ず 〘他サ変〙
① 話す。語る。説く。説き聞かす。
※申楽談儀(1430)音曲の心根「曲舞よりうたふべしと談ぜられし也」
② 論ずる。論評する。
※談義本・根無草(1763‐69)前「紅白粉にて塗よごし、政をも談(ダン)ずべき口にて、せりふなど吐出して」
③ 話しあう。相談する。
※今昔(1120頃か)二四「如此互に談ずる間、夜に臨て皆寝入ぬ」
※人情本・萩の枝折(1818‐30)前「予て御談(ダン)じ申せし通り、お専どのを里開きに遣はされ候様に」
④ かけあう。談判する。
⑤ なじり責める。なじる。詰問する。
だん・じる【談】
〘他ザ上一〙 (サ変動詞「だんずる(談)」の上一段化したもの)
① =だんずる(談)
② 特に、なじり責める。詰問する。
※洒落本・大門雛形(1789‐1801)三「さっきでへぶやりてにたんしられたな。うわきもてへげへにするがいい」
だん【談】
〘名〙 あるまとまりをもった内容のことを口に出してしゃべること。また、その話。
だん‐・ず【談】
〘他サ変〙 ⇒だんずる(談)
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