デジタル大辞泉
「住」の意味・読み・例文・類語
じゅう〔ヂユウ〕【住】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
じゅう ヂュウ【住】
〘名〙
① 住むこと。住みつくこと。また、
土地の名の下に付けて、その地に住んでいることを表わす語。
② すまい。すみか。住居。
※浄瑠璃・平家女護島(1719)三「願主蛭が小嶋の住、
源頼朝と
書記」
じゅう‐・する ヂュウ‥【住】
〘自サ変〙 ぢゅう・す 〘自サ変〙
① 住む。住まう。
※
大和(947‐957頃)御巫本附載「かの寺に男の局、女のもおなじ心にぢうして」
②
一つの所にとどまる。長く同じ
状態のままでいる。停滞している。
※百座法談(1110)三月一二日「まして鳥けだものの
うちには一躰の仏だに住せしめ給をや」
③ 物ごとに拘泥する。執着する。かかずらう。
すま・す【住】
〘他サ四〙 住むようにする。住みつかせる。
※大慈恩寺三蔵法師伝永久四年点(1116)六「慮を
玄門に栖
(すマシ)て
深文の
訛謬を慨む」
すも【住】
動詞「すむ(住)」の
連体形「すむ」の上代東国方言。
※万葉(8C後)一四・三五二七「沖に
須毛(スモ)小鴨(をかも)のも
ころやさかどり息づく妹を置きて来ぬかも」
すまわ・る すまはる【住】
〘自ラ四〙 住んでいる。
※大唐西域記長寛元年点(1163)四「
数万の
浄人(てらやつこ)其の側に
宅居(スマハレリ)」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
住
日本の住宅は、平安時代は寝殿造り〔しんでんづくり〕、室町時代からは書院造り、桃山・江戸時代は数寄屋造り〔数寄屋造り〕というように時代とともに様式 を変えてきました。もちろんその間に、建具・建材も日本で独自に作られたものや、海外から流入し日本で独自に発展したものなど様々なものが作り出されまし た。戦後、住宅の洋風化が進み、これらの建具・建材もその影響を受けましたが、現在でも和風住宅はもちろん洋風住宅に組み込まれ使用されています。それは、先 人の知恵によって作り出されたこれらの道具が日本の気候に非常に適していたり、自然素材ということで健康を害さないなど多くのメリットをもつからです。
出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報