佐久[市](読み)さく

百科事典マイペディア 「佐久[市]」の意味・わかりやすい解説

佐久[市]【さく】

長野県東部の市。1961年市制。千曲(ちくま)川が北流する佐久盆地の中央部と周辺山地を占め,北陸新幹線,小海線,中部横断自動車道が通じる。北部の岩村田佐久甲州街道と中山道の宿駅,内藤氏の城下町として発達。南部の野沢は地方的商業町,隣接する中込(なかごみ)は小海線の駅を中心に発展。周辺は水田農業を主とし,薬用ニンジン,佐久ゴイを特産。1995年上信越自動車道の佐久―小諸間が開通,工業団地が造成され,電気機器工業などが進出している。旧中込学校史跡)がある。2005年4月南佐久郡臼田町,北佐久郡望月町,浅科村編入。423.51km2。10万552人(2010)。
→関連項目伴野荘

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