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倉月荘 くらつきのしょう

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百科事典マイペディアの解説

倉月荘【くらつきのしょう】

加賀国の石川・河北(かほく)両郡にまたがって所在した荘園で,現在の金沢市の浅野川下流域を荘域とした。蔵月とも書く。当地はもと中原師茂の開発私領であったが,領家職を留保して京都の歓喜光院鳥羽上皇の皇后美福門院藤原得子の御願寺)に寄進,師茂の子師員のとき幕府の補任を得て地頭職を兼帯,師員は師守−師文の系統(中原氏)へは領家職,師連−親致の系統(摂津氏)へは地頭職を譲ったが,領家職も摂津親鑒の代までに摂津氏の手に渡った。

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世界大百科事典 第2版の解説

くらつきのしょう【倉月荘】

加賀国の石川郡と河北(加賀)郡にまたがる荘園(現,金沢市北西部)。浅野川下流の東西両岸を荘域とする。1335年(建武2)に初見。鎌倉初期の中原師茂が開発領主とされる。岩方,奥(沖),松寺,木越,近岡,千田,南新保,磯部,青崎,大河端(おこばた),大津,宮保,諸江,安江,直江,赤浜,割出(わりだし),大友などの村によって構成され,南北朝期から室町期を通して室町幕府評定奉行の摂津(中原)氏が主要部の領家職,地頭職を伝領した。

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