切詰める(読み)キリツメル

デジタル大辞泉 「切詰める」の意味・読み・例文・類語

きり‐つ・める【切(り)詰める】

[動マ下一][文]きりつ・む[マ下二]
物の一部分を切り取って短くする。「裾を一〇センチほど―・める」
経費などを節約する。倹約する。「食費を―・める」
[類語](1短い短め短小寸足らず寸詰まり最短ちんちくりんつんつるてんショート三寸縮まる縮めるつづめる詰める短縮する狭める縮小する約する縮約する圧縮する/(2倹約節約セーブエコノミー引き締めるつづめる節するけちるけちけちする出し惜しむ出し渋る爪に火を点す財布の紐を締める財布の紐が堅い始末経済節倹

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精選版 日本国語大辞典 「切詰める」の意味・読み・例文・類語

きり‐つ・める【切詰】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]きりつ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 物の一部分を切り取って短くする。
    1. [初出の実例]「代助は〈略〉洋卓の引出から西洋鋏を出して、ぷつりぷつりと半分程の長さに剪(キ)り詰(ツ)めた」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉一〇)
  3. 経費や時間など、物事をできるだけ倹約する。ぎりぎりまでおしつめる。
    1. [初出の実例]「昔封建の世に於ては、学者或は所得あるも天下の事皆きりつめたる有様にて」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉一〇)

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