(読み)サク

デジタル大辞泉 「削」の意味・読み・例文・類語

さく【削】[漢字項目]

常用漢字] [音]サク(呉) [訓]けずる そぐ
けずる。そぐ。へらす。「削減削除添削筆削

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精選版 日本国語大辞典 「削」の意味・読み・例文・類語

はつり【削】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はつる(削)」の連用形名詞化 )
  2. けずりとったもの。特に、材木手斧でけずった木片。こっぱ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
  3. たがねをハンマーでたたいて金属工作物の表面をけずる手作業をいう。機械工作の補助的作業として行なわれ、圧搾空気を利用したはつり機もある。

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普及版 字通 「削」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 9画

(旧字)
9画

[字音] サク
[字訓] けずる・そぐ・さや

[説文解字]

[字形] 会意
(肖)(しよう)+刀。は筋のついた小肉。刀を加えてその肉を削ぎ取る意である。〔説文四下に「(さや)なり」と刀室の意とし、また「一に曰く、析(さ)くなり」という。字形よりいえば削除・削減が字の本義。の義は(さや)の義に通用したものである。

[訓義]
1. けずる、そぐ、肉をそぎとる。
2. おかす、わかつ、へらす、のぞく。
3. 書刀刀筆、字を刻する小刀
4. 竹札、竹簡
5. と通じ、さや。
6. 双刃の曲刀。

[古辞書の訓]
名義抄 キユ・サヤ・ケヅル 〔立〕 アフ・キル・ケヅル・ホロボス・サク 〔字鏡集〕 サク・カク・サヤ・キル・キザミ・ケヅル・ツクロフ

[熟語]
削捐・削格・削簡・削肌削鋸・削去・削肩・削減・削・削刻・削殺・削削・削弱・削除・削消・削杖・削成・削跡削迹・削籍・削草・削損・削奪・削地・削治削黜削滌・削削牘・削背・削肺削剝・削薄・削髪・削皮・削筆削冰・削平・削壁・削封削縫・削墨・削免・削約・削乱
[下接語]
苛削・開削・刮削・割削・刊削・削・毀削・掘削・削・減削・刻削・尅削・削・刪削・侵削・洗削・削・翦削・繊削・誅削・剔削・添削・剝削・筆削・削・貶削・法削・磨削・免削・抑削・落削

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