日本歴史地名大系 「北広島市」の解説 北広島市きたひろしまし 北海道:石狩支庁北広島市面積:一一八・五四平方キロ平成八年(一九九六)九月広島町が市制施行して成立。石狩支庁南部にあって北西は札幌市厚別区、西は同市清田区、北は江別市、南は島松(しままつ)川を境に恵庭市、東は千歳川を挟んで空知支庁の夕張郡長沼(ながぬま)町と空知郡南幌(なんぽろ)町に接する。地勢は島松山(四九二メートル)から北北東に広がる野幌(のつぽろ)丘陵の南東部に位置し、市内中央部の竹(たけ)山(一一五メートル)を頂点に、北へ緩やかな起伏を形成しながら石狩低地帯に続く。この丘陵を東北東に開析しながら千歳川に注ぐ輪厚(わつつ)川・音江別(おとえべつ)川・島松川は流域が狭く距離も短い。丘陵中央部に広がる森林は明治初期から野幌官林として設定され、現在道立自然公園野幌森林公園、国指定特別天然記念物野幌原始林(面積約四〇ヘクタール)として保護されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北広島市」の意味・わかりやすい解説 北広島〔市〕きたひろしま 北海道中西部,石狩平野の南部にある市。1902年広島村として村制施行し,1968年町制。1996年の市制施行に伴い,現市名に改称。地名は 1884年に初めて入植した広島県人にちなむ。西部は 100~150mの火山性台地で酪農,畑作が,東部は低地帯で稲作が行なわれる。旧島松駅逓所(国指定史跡),クラーク記念碑がある。国指定特別天然記念物の野幌原始林があり,野幌森林公園道立自然公園に属する。札幌市の発展に伴って,国道36号線沿いに大学や工場が進出,住宅団地も建設され,都市化が著しい。JR千歳線,道央自動車道,国道36号線,274号線が通る。面積 119.05km2。人口 5万8171(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by