沈酔(読み)チンスイ

デジタル大辞泉 「沈酔」の意味・読み・例文・類語

ちん‐すい【沈酔】

[名](スル)
酒にひどく酔うこと。酔いつぶれること。〈和英語林集成
ある状態に、ひたりきること。
「日本孤島内の太平に―し」〈田口日本開化小史
[類語](1酔う酔っ払う出来上がる酩酊めいていする大酔たいすいする泥酔する乱酔する飲まれるとらになる酒気を帯びる微醺びくんを帯びる酔い潰れるぐでんぐでんべろべろべろんべろんへべれけれろれろ悪酔い酔態酒乱酔眼酔眼朦朧もうろうさか焼けほろ酔い生酔い微酔酔狂酔歩呂律ろれつが回らない千鳥足目が据わるメートルを上げる宿酔二日酔い酔いどれ酔っ払い大虎おおとら

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精選版 日本国語大辞典 「沈酔」の意味・読み・例文・類語

ちん‐すい【沈酔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 酒にひどく酔うこと。酔いつぶれること。酩酊
    1. [初出の実例]「応月下徒沈酔、擬花前独放歌」(出典菅家文草(900頃)二・勧吟詩、寄紀秀才)
    2. 「李白が沈酔(チンスイ)して、道路にて人に扶られたる様もかくやあらん」(出典:歌舞伎傾城壬生大念仏(1702)坂田藤十郎)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐崔瑗伝〕
  3. ある状態にひたりきること。
    1. [初出の実例]「日本孤島内の太平に沈酔し」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)

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普及版 字通 「沈酔」の読み・字形・画数・意味

【沈酔】ちんすい

酔いつぶれる。南朝宋・顔延之〔五君詠、阮歩兵(籍)〕詩 沈埋照(まいせう)(才徳をかくす)に似たり 寓辭(ぐうじ)(心を託した詩)、託諷す。

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