酒気(読み)シュキ

デジタル大辞泉 「酒気」の意味・読み・例文・類語


さか‐け【酒気】

《「さかげ」とも》酒のにおい。また、酒の酔い。しゅき。
「―も一時めしなるべし」〈鉄腸・花間鶯〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「酒気」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐き【酒気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 酒のかおり。
    1. [初出の実例]「失火ありといへども、にはかに東北よりおほあめあり。そのあめ酒気ありて、火をけちをはりぬと奏せり」(出典:蒙求和歌(1204)一三)
    2. [その他の文献]〔庾肩吾‐従駕喜雨詩〕
  3. 酒を飲んだ人の酒くさいにおい。酒に酔った様子
    1. [初出の実例]「弘光頗酒気入て」(出典:古事談(1212‐15頃)六)

さか‐け【酒気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さかげ」とも ) 酒の気。酒のにおい。また、酒の酔い。さかき。さけけ。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「峠でのんだ酒気(サカケ)がすっきりしゃんとさめ果た」(出典浄瑠璃・浦島年代記(1722)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「酒気」の読み・字形・画数・意味

【酒気】しゆき

酒の香り。

字通「酒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android