死蔵(読み)シゾウ

デジタル大辞泉 「死蔵」の意味・読み・例文・類語

し‐ぞう〔‐ザウ〕【死蔵】

[名](スル)活用せずに、しまい込んでおくこと。退蔵。「多くの資料が死蔵されている」
[類語]持つ有する擁する領する占める所持保有現有領有具有私有民有公有国有官有共有占有専有所有享有所蔵収蔵私蔵秘蔵愛蔵退蔵珍蔵蔵する取って置き箱入り虎の子勿体無い惜しいあたら残念残り惜しい名残惜しい残り多い口惜しい惜しむ心残り物惜しみ未練愛惜痛惜去り難い後ろ髪未練がましい後を引くしつこい執念深いねちっこいねついねちねち悪あがきうじうじうだうだいじいじぐじぐじもじもじ因循断腸の思い負け惜しみこだわる尾を引く執拗恋恋惜しげ思い残すたゆたう思い迷う忍びない倹約無駄遣い浪費濫費散財空費徒費冗費宝の持ち腐れ不経済無にする無になる無に帰する水泡に帰する水の泡捨て金湯水のように使う髀肉ひにくたんリサイクルリユースリメークリバイバルカムバック

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精選版 日本国語大辞典 「死蔵」の意味・読み・例文・類語

し‐ぞう‥ザウ【死蔵】

  1. 〘 名詞 〙 物を活用しないで、ただ、しまい込んでおくこと。退蔵。
    1. [初出の実例]「古来の芸術品が死蔵されてゐる」(出典:感興処々(1927)〈伊藤熊三〉)

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