古河[市](読み)こが

百科事典マイペディア 「古河[市]」の意味・わかりやすい解説

古河[市]【こが】

茨城県最西端,利根川渡良瀬川左岸の市。1950年市制。中心市街は中世古河公方(くぼう)の拠点,近世土井氏などの城下町日光街道宿場町水運要衝として栄えた。東北本線が通じ,国道4号線は利根川にかかる利根川橋で埼玉県久喜市から続く。伝統の製糸業に代わり第2次大戦後機械・電気器具・衣服・自動車部品工業が発達,洋がさ,猿島(さしま)茶を特産。首都圏衛星都市の役割を果たして東京への通勤者が多い。2005年9月猿島郡三和町,総和町と合併し,市役所を旧総和町役場とした。東日本大震災で,市内において被害が発生。123.58km2。14万2995人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android