吉良[町](読み)きら

百科事典マイペディアの解説

吉良[町]【きら】

愛知県南部,三河湾に面する幡豆(はず)郡の旧町。近世吉良氏の領地で,干拓による新田開発,製塩が盛んであった。中心の吉田はかつての塩の積出港で,名鉄蒲郡(がまごおり)線と西尾線の結節点。果樹,茶を産し,畜産も行う。2011年4月幡豆郡一色町,幡豆町と西尾市へ編入。35.98km2。2万2295人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

きら【吉良[町]】

愛知県南部,幡豆(はず)郡の町。人口2万1806(1995)。南は三河湾に面し,矢作(やはぎ)川沖積地の一角を占める。中世は吉良荘のうちにあり,足利氏の一族吉良氏が地頭となって支配した。室町時代には南半部に新田が開発され,江戸時代には饗庭塩(あえばじお)の産地として知られた。製塩は1971年まで続けられ,大正期には約140haの塩田があった。《忠臣蔵》で有名な吉良義央の領地で,義央は黄金堤を築くなどの善政をしいたので,地元では名君といわれ,華蔵寺に墓がある。

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