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塩化バリウム えんかバリウム barium chloride

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩化バリウム
えんかバリウム
barium chloride

化学式 BaCl2 。苦みがかった塩味のある無色の物質。無水塩,2水塩の比重はそれぞれ 3.89,3.10。有毒。水に易溶,メチルアルコールに可溶,エチルアルコールアセトンに不溶。レーキ顔料媒染剤,殺虫剤などに使われる。

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デジタル大辞泉の解説

えんか‐バリウム〔エンクワ‐〕【塩化バリウム】

重晶石・木炭・塩化カルシウム混合物を赤熱して作る、白色の結晶。水によく溶ける。媒染剤・皮なめし・分析用試薬に使用。化学式BaCl2

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世界大百科事典 第2版の解説

えんかバリウム【塩化バリウム barium chloride】

化学式BaCl2。重晶石BaSO4の粉末,木炭,塩化カルシウムの混合物を赤熱してから熱湯で抽出し,不純物を除いたのち結晶を析出させると得られる。 BaSO4+4C+CaCl2  ―→BaCl2+CaS+4CO炭酸バリウムと塩酸の反応でも得られる。飽和水溶液から常温で析出するのは2水和物BaCl2・2H2Oで,これは平たい四角形の無色結晶である。125℃で無水和物BaCl2となり,中間の温度(60℃)では1水和物BaCl2・H2Oが生ずる。

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大辞林 第三版の解説

えんかバリウム【塩化バリウム】

重晶石の粉末・木炭・塩化カルシウムの混合物を赤熱して得る無色の結晶。化学式 BaCl2 炭酸バリウムを塩酸に溶かした水溶液からは二水和物が得られる。有毒。分析用試薬・レーキ顔料・殺虫剤の製造に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塩化バリウム
えんかばりうむ
barium chloride

バリウムと塩素の化合物。以前は重晶石(硫酸バリウム)を塩化カルシウムと溶融して製造していたが、現在では硫化バリウム溶液と塩酸との反応によっている。飽和溶液から常温で無色の扁平(へんぺい)な結晶、または粉末状の二水和物が析出する。二水和物はわずかに吸湿性をもつ。これは121℃で無水和物に変わる。無水和物は常温では単斜晶系の結晶であるが、転移点925℃で等軸晶系に変わる。水に溶けやすいが、エタノール(エチルアルコール)やアセトンには溶けない。レーキ顔料、バリウム塩の原料、ボイラー用水の軟化剤などのほか、分析試薬としても用いられる。[鳥居泰男]

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