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大衍暦 たいえんれき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大衍暦
たいえんれき

中国唐の僧一行の作で,玄宗の勅命により開元 15 (727) 年に完成させた暦法。この暦法に基づいて暦がつくられ,玄宗の開元 17 (729) 年から粛宗の上元2 (761) 年まで使用された。暦の名称は周易大衍の数を推してつくったことによる。

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デジタル大辞泉の解説

たいえん‐れき【大×衍暦】

中国、唐の玄宗が僧一行(いちぎょう)に作らせた太陰太陽暦。729年から施行され、761年まで用いられた。日本では天平宝字7年(763)から90余年間採用された。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいえんれき【大衍暦 Dà yǎn lì】

中国,唐代の暦法の一つで,僧の一行(いちぎよう)が玄宗の命によって編んだ。太陰太陽暦李淳風の麟徳暦(儀鳳暦)に代わって729年(開元17)から33年間施行された。一行,南宮説(なんぐうえつ)らは南は交州から北は長城の北の鉄勒に至る子午線測量を実施し,緯度,日晷(につき),日食の食分,恒星の位置の観測を行い,新暦の編成のために全土に及ぶ大規模な天文測量を実行した。標準点は陽城(河南省登封県告成鎮付近)に置かれた。

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大辞林 第三版の解説

たいえんれき【大衍暦】

奈良・平安時代に使われた中国渡来の太陰太陽暦。唐の僧一行いちぎようが作ったもので、日本では764年から九十余年間使用された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大衍暦
たいえんれき

中国、唐代の僧一行(いちぎょう)によってつくられた暦法。729年から施行された。太陽年として365.24440789日、朔望(さくぼう)月として29.53059日を採用する。日本では764年(天平宝字8)『儀鳳(ぎほう)暦』を廃して大衍暦を施行した。その後780年(宝亀11)『五紀暦』により暦をつくるよう勅令があったがそれを習学する者なく、結局、大衍暦が続行された。858年(天安2)から『五紀暦』と併用され、九十余年間にわたって用いられた。[渡辺敏夫]

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世界大百科事典内の大衍暦の言及

【一行】より

…123.7km)にあたるという結果を得た。724年に編暦作業を開始して,易の形而上学と結びつけた大衍暦を完成させた。この暦法によって計算した暦は彼の死後の729年から全国に頒行され,735年(天平7)吉備真備によって日本にも伝えられた。…

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