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対揚 たいよう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

対揚
たいよう

声明 (しょうみょう) の曲種名。二箇法要 (にかほうよう) の散華 (さんげ) に付随する曲。原義は応対・称揚することで,中国の古典に用例がみえる。唱え方は,先唱者が一句を唱え,所定の位置までくると全員がその句の冒頭から唱えるという「次第取り」の方法による。

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デジタル大辞泉の解説

たい‐よう〔‐ヤウ〕【対揚】

[名・形動](スル)
君命にこたえて、その主旨を広く世の中に示しあらわすこと。
「朝旨に―し開化富強の基本を建んとす」〈新聞雑誌四五〉
つりあっていること。また、そのものや、そういうさま。匹敵。対等。
「味方と敵と―すべきほどの勢にてだに候はば」〈太平記・八〉
「―ナ相手」〈日葡
相対すること。
「何ともなき取集勢を―して合戦をせば」〈太平記・二二〉
仏語。
㋐仏の説法に対して問答し、仏意を正しく理解すること。
㋑法会で散華(さんげ)の式のとき、仏法・世法の常住・安穏を願う偈(げ)を唱えること。また、その偈文や僧。

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世界大百科事典 第2版の解説

たいよう【対揚】

声明曲(しようみようきよく)の曲名。《散花(さんげ)》に引き続いて唱えられる曲で,まず〈南無法界道場真言教主遮那尊〉などと主尊の讃仰句を唱え,ついで〈天衆地類倍増威光〉〈過去聖霊皆成仏道〉〈聖朝安穏国家豊楽〉などの祈願句を連ねる。曲節は宗派によって違うが,一般に花やかで旋律の豊かなものが多い。《対揚》は,散花師が1句独唱すると,続いて職衆(しきしゆう)一同が同じ句を斉唱するという形式で進めていく。この形式を〈次第を取る〉と称し,対揚はその代表例である。

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大辞林 第三版の解説

たいよう【対揚】

( 名 ・形動 ) スル [文] ナリ 
君命にこたえて、その旨を民に称揚すること。 「慈仁覆育の朝旨に-し/新聞雑誌 45
つり合っている・こと(さま)。匹敵。対等。 「 -ナ相手/日葡」 「 -すべきまでもなき大勢なりけれども/太平記 6
〘仏〙 法会のときなどに、仏前で偈を唱えること。また、その偈文。

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世界大百科事典内の対揚の言及

【二箇法要】より

…後者は,《唄》《散花》《梵音(ぼんのん)》《錫杖(しやくじよう)》の4曲を具備するが,初めの2曲も二箇法要の場合とは異なる詞章,曲節の曲を用いる。なお,二箇法要の《散花》には,《対揚(たいよう)》という祈願の声明曲が付されるのが本儀で,合わせて《散対(さんたい)》と略称することがある。【横道 万里雄】。…

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