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 きょ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


きょ

尻ともいう。束帯のときに着る下襲 (したがさね) の長く引くうしろ身頃のこと。官職の差によって長短の差が生れた。 12世紀末期頃から上衣と裾が続いているのは着装に不便なのでこれを切離し,裾あるいは別裾と名づけ,白平絹の紐をつけて胴を締めて着用することとなった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

きょ【裾】

束帯下襲(したがさね)の後ろに長く引く部分。初め下襲と続いていたが、鎌倉時代以後、天皇以外は下襲から切り離してひもで腰につけた。官位により、地紋・長さが異なる。きぬのしり。

きょ【裾】[漢字項目]

常用漢字] [音]キョ(漢) [訓]すそ
〈キョ〉
着物のすそ。「軽裾」
山のふもと。「裾礁(きょしょう)
〈すそ〉「裾野川裾裳裾(もすそ)山裾

すそ【裾】

衣服の下方の縁(ふち)。また、その部分。「着物のをからげる」
物の端。下端や末端の部分。「垂れ幕の
頭髪の、襟首(えりくび)に近い、末端の部分。「を刈り上げる」
山などの麓。「富士の
川下(かわしも)。下流。「流れの
足。また、足もと。
「真青な顔で、―がなくって腰から上ばかりで」〈円朝怪談牡丹灯籠
馬の足。また、それを洗うこと。
「梅の木の下に立ちて馬の―するを見ている」〈綺堂佐々木高綱

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大辞林 第三版の解説

きょ【裾】

束帯の下襲したがさねの裾すそで、後ろに長く引く部分。のちには天皇の料以外は下襲から切り放し、ひもで腰につけた。身分・官位・季節によって、地紋・色目・長さに決まりがあり、官位の高い者ほど長い。きぬのしり。

すそ【裾】

衣服の下の縁へり。また、その部分。 「 -をからげる」
山の麓ふもと。 「山-」
物の下の方。下端。 「カーテンの-」
川しも。 「揖斐川の流れの-は/歌行灯 鏡花
髪の末端。 「髪いとうるはしくてたけばかりに、-いとふさやかなる/枕草子 189
ひざから下。足もと。 「いやいや-が冷える/浄瑠璃・重井筒
馬の四つ足。また、それを洗うこと。 「馬ども鞍下し、-洗ひなどしける/義経記 4
[句項目]

出典|三省堂
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世界大百科事典内のの言及

【下襲】より

束帯半臂(はんぴ)の下,または直接に(ほう)の下に着る垂領(たりくび)で身頃二幅仕立ての腋(わき)あけの内衣。平安時代後期以降,衣服の大型化,広袖化とともに下襲の後身の裾(きよ)(尻(しり)ともいう)が非常に長くなった。947年(天暦1)に下襲の長さが,親王は袍の襴より出ること1尺5寸,大臣1尺,納言8寸,参議6寸としたが,1212年(建暦2)には大臣1丈,大納言9尺,中納言8尺,参議7尺となった。…

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